いつか電池がきれるまで

”To write a diary is to die a little.”

マツコさんの「ネットのプラットフォームビジネス論」への共感と疑問

news.careerconnection.jp このマツコ・デラックスさんの話を読んでいて、僕は大学のときの部活の遠征で泊まった旅館で、そこの経営者に「こんなに安い値段で、さらに旅行会社にたくさんマージンを持っていかれるので、ウチとしてはやってられないよ」と、長…

2019年に蘇った『トロッコ問題』について

togetter.com この『トロッコ問題』、僕はマイケル・サンデル教授がとりあげていたのが印象に残っているのですが、「僕だったら、これは『運命』みたいなものだから、と、自分で線路を切り替えることはないだろうな」と思っていました。僕も「自分で選択する…

広島カープの落日と『堕落論』

昨夜のカープも残念だった。岡田は年に何度かこういう四球連発でゲームを壊す投球をすることがあるのだが、この数試合でこちらも気が立っているだけに、見てはいられず早々にチャンネルを替えてしまった。岡田、良いときは日本代表クラスのピッチングをする…

2019年の「第16回本屋大賞」は、瀬尾まいこさん『そして、バトンは渡された』

www.asahi.com 下馬評通り、という結果でしたね。 ちなみにノミネート10作の順位はこちら。 www.hontai.or.jp 2位が『ひと』、3位が『ベルリンは晴れているか』、4位『熱帯』、5位『ある男』と続くのですが、点数をみてみると、『そして、バトンは渡された』…

2019年「ひとり本屋大賞」発表

本屋大賞 www.kinokuniya.co.jp 「2019年本屋大賞」は、明日、4月9日の夜に発表されます。 というわけで、今年も人の迷惑かえりみず、やってきました電線軍団! もとい、「ひとり本屋大賞」!(恒例のオヤジ前フリ) 僕が候補作全10作を読んで、「自分基準」…

「電子書籍への漠然とした不安」について

note.mu 『解体屋ゲン』の電子書籍版って、こんなことになっていたのか……と読んで驚いてしまいました。 いまやマンガにとって、電子書籍というのは「紙の本と並立している主戦場」なのに、これだけ知られているマンガでも、読者に読みやすい状態で届かない状…

「生んでくれてありがとう」を、右から左へ受け流す。

kasasora.hatenablog.com 「生んでくれてありがとう」 先日、「2分の1成人式」に出席してきたのだが、僕も正直、違和感というか、「本当にそんなことをこの年齢の子どもが思っているわけないよな」と感じていた。 でも、その一方で、時間と手間をかけて「感…

インターネット時代の新元号「令和」フィーバーへの雑感

www.nikkansports.com www.msn.com 「平成」から「令和」へ。 おお、もう「令和」に一発で変換できるようになってる!インターネット社会すごい。 思えば、昭和から平成にかわったときには、インターネットはまだほとんど普及しておらず、昭和天皇の崩御に伴…

地方大学の医学部を出た田舎者から、「東京の人」の増田さんへ

anond.hatelabo.jp 釣りかもしれないエントリ、なのだけれども。 僕が地方大学の医学部に通っていたのは、もう30年も前の話になってしまうので、たぶん、全然違う世界なんだろうなあ、と思いつつも、当時のことをいろいろ思い出してしまいました。 fujipon.h…

僕の「平成の10冊」を紹介します。

fujipon.hatenablog.com このエントリを書いたときに、僕なりの「平成の30冊」を挙げてみようと思ったのです。 しかしながら、30冊というのは、無理ではないのですが、書くほうは大変だし、読むほうも冗長で印象に残らないのではないか、ということで、僕の…

イチロー選手の引退会見と「孤独感」を支えにしていく、ということ

full-count.jp イチロー選手、往生際が悪いなあ…… 正直、僕はそう思っていました。 年齢的にも、これからパフォーマンスが劇的に改善していくことはないだろうし、チームには、出番を求めている、イチローよりも若くて結果を残している選手がいる。にもかか…

自分の立場からの「いま、オススメの本」をシンプルに紹介してみます。

anond.hatelabo.jp b.hatena.ne.jp 人に歴史あり、人におすすめの本あり、というところでしょうか。 正直、よく知らない人に本をすすめる、というのは難しいところがあるのですが、「自身の立場から」という前提であるならば、これをおすすめしておきたいと…

ピエール瀧さんと小田嶋隆さんと中島らもさんの「ドラッグと作品」の話

snjpn.net ピエール瀧さんのコカイン所持・使用による逮捕にともなう、作品の「お蔵入り」には、いろんな意見が出ています。 社会的な影響(憧れてドラッグに近づく人びとを増やさないため)や「ドラッグのおかげでできた作品」に価値はない、という人もいれ…

『JUDGE EYES:死神の遺言』を責めないで

www.famitsu.com 僕は発売日にパッケージ版を買ったので、直接この販売自粛の影響を受けるわけではないのですが、まあなんというか、芸能人の不祥事に対して、その人が関わったコンテンツはどこまで責任を負わされるべきなのか、考え込んでしまう事例ではあ…

TSUTAYAの閉店ラッシュとネットでの映像配信が変えたもの

wasteofpops.hatenablog.com TSUTAYAの閉店ラッシュが止まらないみたいです。 いや、「止まらない」というよりは、もう「戦略的撤退モード」に入っているのか。 最近、比較的近場のショッピングモールに入っているTSUTAYAが、毎週金曜日から日曜日の「新作・…

朝日新聞「平成の30冊」への雑感

book.asahi.com book.asahi.com 「平成の30冊」か…… もうすぐ「平成」も終わりを迎えるわけですし、こういう企画も出てきますよね。 平成になったときには、「将来、『昭和生まれ』なんて若者にバカにされるなんて嫌だな」と思っていた僕なのですが、あらた…

いわゆる普通の14歳だわ 女の子のこと 知らなすぎるのあなた

www.huffingtonpost.jp はてなブックマークでは、これは母親の意見だろう、子どもを利用するな!という批判の声がけっこう多いようなのですが、まあ、なんというか、「うんざり」する話だなあ、という感じです。 b.hatena.ne.jp 僕は望月記者が最初に登場し…

「読まれなくなった」三島由紀夫さんと、「読まれている」星新一さんの話

anond.hatelabo.jp 三島さんの作品は、大きな書店に行けば、文庫でひととおり揃っていますし、夏目漱石や太宰治に比べたら「読まれていない」かもしれませんが、それは、「教科書に小説が乗っている=読んだことがある」とカウントされているのも大きいので…

『はてなダイアリー』が静かに幕を閉じた翌日に

2019年2月28日、『はてなダイアリー』が、16年の歴史を終えた。βテストから『はてなダイアリー』を書き続け、2016年に『はてなブログ』に移行したあとも、はてなユーザーである僕にとっては、感慨深いというか、人生の何分の1かが終わってしまったような気分…

「理屈としての正しさ」と「処世術としての正しさ」

togetter.com delete-all.hatenablog.com 僕自身、「何者にもなれなかった」中年男なので、これを読みながら、「自分が言われたら、きっついだろうな……」と思っていたのです。 fujipon.hatenadiary.com でもまあ、「何者にもなれなかった」という言葉を使う…

「平日の日中に男一人で楽しめること」大全

anond.hatelabo.jp b.hatena.ne.jp 僕も最近、他の家族は仕事か学校で、日中は自分ひとり、という平日があるので、実際に自分でやってみて楽しかったことを紹介してみたいと思います。 僕の場合は、だいたい週に1日そういう日があるので、役場での手続きとか…

戸田真琴さんと、しの(@raf00)さんと、画面越しのコミュニケーション

tenshoku-web.jp この記事が、たいへん面白かったのです。 rioysd.hateblo.jp 戸田真琴さんのことをはじめて知ったのは、このAVデビュー時の記事で、僕は正直、「なんでそういうことになってしまったのだろうか、こういう人の「不安定さ」を利用してコンテン…

Nintendo Switch『伊勢志摩ミステリー案内 偽りの黒真珠』感想

bonusstage.net 今年の1月24日からオンラインで配信されている、この『偽りの黒真珠』。当初は3DS用だったそうなのですが、時勢にあわせて、Switchでのリリースとなりました。定価は1000円(税込)。 知るひとぞ知る(というか、けっこう有名)な、ファミコ…

オンラインサロンを動かしているのは、「孤独」というエネルギーなのかもしれない。

togetter.com まあ、ブラック企業的ですよねこれは。 結局のところ、自分は無償では働かないけれど、自分のために無償で働いてくれる人に関しては「問題なし」なのだから。 ネットをやっていると、自分だけは例外、になってしまう人が多いこと気づくのです。…

没後30年、「漫画の神様」手塚治虫先生に関する証言集

本日、2019年2月9日は、手塚治虫先生の没後30年にあたる日だそうです。 僕にとっての手塚先生は、物心ついたときには、「ちょっと前に活躍していた人気マンガ家」という印象で、作品を読む機会もあまりなかったのですが、小学生の頃、父親が「この本が面白い…

『山月記』問題と、現在の「国語教育」について

togetter.com 『山月記』って、いまでも教科書に載っているんですね。 ネットでも「意識高い系」とか「承認欲求」を語るときによくネタにされています。 「なぜ『山月記』なのか?」というのは、今まであまり疑問に感じたことはありませんでしたが、3年くら…

高須院長、『シーマン』を巻き込むのはやめてください。

悪いことしたときにシーマンくんのようなことを言って被害者に化ける方々こそ軽蔑されるべきです、僕は国籍性別で差別はしません。反日の外国人の方々は敵です。ウーマン村本「新井浩文が在日朝鮮国籍だとわかった瞬間にバッシングが何万倍」https://t.co/nt…

ある大型書店のレジで起こった、悲しい出来事

先日、仕事を終えたあと、ショッピングモールに入っている大型書店へ行ったときのこと。 欲しい本を買ってレジで会計をしていたのだが、その途中で店員さんが文庫本を一冊、地面に落としてしまった。 一瞬、気まずい沈黙が流れたあと、彼女は「ブックカバー…

宇多田ヒカル「Hikaru Utada Laughter in the Dark Tour 2018」と嵐の活動休止

www.bs-sptv.com 昨夜、BSスカパー!で、宇多田ヒカルさんの12年ぶりのツアーの最終公演が放送されていた。 宇多田さんのコンサートといえば、もう20年近く前の最初のツアーのときに、奇跡的にチケットを2枚取れたのだが、ちょうどその日が認定医試験と重な…

たぶん、生きていくには「締め切り」が必要なのだ。

この前、映画学校の青年に「クリエイターにとって必要なものは何ですか?」って聞かれて「締め切り」って答えた。愛とか夢とか情熱とか努力とか、はたまた怒りとか、他にも必要なものは色々あるだろうけど、一番必要なものは「締め切り」なんじゃないかと割…

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