いつか電池がきれるまで

”To write a diary is to die a little.”

中村哲さんのこと

dot.asahi.com 僕が中村哲さんのことをはじめて知ったのは、医学生時代のことでした。 アフガニスタンで井戸を掘っている医者がいる。 講義のなかで採りあげられていたのか、同級生との雑談のなかに出てきたのか、書店で著書を見かけたのか、中村さんのこと…

中途半端に「コツコツ努力してきた」人間の述懐

p-shirokuma.hatenadiary.com 若い頃、自分は「コツコツ努力する」のが苦手な人間だと思って生きてきた。めんどくさい本を読んだり、マイコンの前で延々とBASICのブログラムを打ち込むのは、全く苦にはならなかったのだけれども。 ただ、幼少時から、やたら…

私、「いきなり!ステーキ」の味方です

www.moneypost.jp 僕が車で通勤している道路脇に、郊外型の「いきなり!ステーキ」があるのです。 2年前くらいのオープン当初は、ランチタイムや夕食どきにはものすごく賑わっていて、店の前は行列、駐車場は一杯、という状況でした。 当時は、メディアでも…

「映画上映中にスマホいじりする若者」vs「どんなに面白い映画でも時計が気になる私たち」

www.moneypost.jp 僕はこの記事を読んで、以前、『怒り新党』で、有吉弘行さんとマツコ・デラックスさんが話していたことを思い出しました。 fujipon.hatenablog.com 2017年1月11日の『怒り新党』での、23歳女性からの「どんなに面白い映画でも時計が気にな…

「炎上」しても書き続けるためには、「カネ」か「覚悟」か「惰性・あるいは淋しさ」しかない。

anond.hatelabo.jp やっぱりつらいよね、炎上すると。 ネットの良いところは、世界のどこへ行っても、ネット環境さえあれば、つながりを保てるところにあるのだけれど、逆に言えば、「逃げ場がない」ともいえる。 ネット環境を離れて、しばらくのんびりする…

「若者のパソコン離れ」について

ちょっと衝撃的な話を聞いた。マジで?PC持ってない(自宅にwi-fiなし)若年層が急増↓スマホテザリングを使ってSwitchなど据置機を遊ぶ人が想像以上にいる↓"ギガが減る"のでゲームはDL版よりソフト版のほうが需要が高まってきた & 月末は通信制限で露骨に接続数…

いまさら他人には聞けない「人生相談」の歴史

……という、ちょっと賢くなれそうなタイトルなのですが、実際は「僕がこれまで読んできた『人生相談』の本を時系列で紹介し、『人生相談』の時代による変遷を追ってみる、というエントリです。 人生相談というのは、それこそずっと昔からあるコンテンツであり…

「すべてが広告になってしまった世界」を生きるということ

note.mu 「ニセ医学」から、どうやって身を守ればよいのか? 上記のエントリでも言及されている「はあちゅう」さんのインタビュー記事を読んで、「いやさすがにこれで『ステマじゃない』は通らないだろう」と思ったんですよ。 https://www.buzzfeed.com/jp/r…

「ネット注文で待たずに受け取り!」の店で起こった、2つの悲劇

最近は、飲食店でも「ネット注文で待たずに受け取り」ができる店が増えていますよね。 待つのは嫌いだけれど、電話をかけるのも苦手、という僕にとっては、大変便利なシステムで、いい世の中になったものだなあ、と思っているのですが、先日、二日間続けて、…

「時短営業のコンビニを成功させる方法」は存在するのか?

www.tyoshiki.com このエントリを読んで、僕は考え込んでしまいました。 皆さんなら時短営業のコンビニを成功させるためにどういう営業や戦略が有効だと思いますか? そんなのいくらでもやりようはあるんじゃない? そう思ったのですが、難しいよねこれ。 僕…

『組曲虐殺』感想(2019年10月31日昼公演・博多座)

horipro-stage.jp www.hakataza.co.jp プロレタリア文学の旗手・小林多喜二の生涯を、彼を取り巻く愛すべき登場人物たちとの日々を中心に描いた『組曲虐殺』。 一人の内気な青年が、なぜ29歳4ヶ月で死に至らなくてはならなかったのか。 明るさと笑いと涙に包…

広島・野村祐輔投手とマスメディア・ネットでの「FAのから騒ぎ」

カープファンにとっては、またつらい季節が巡ってきました。 フリーエージェント、それは、カープファンにとって、悲しい言葉。 今年は、会澤翼、野村祐輔、そしてメジャーへのポスティング希望とされている菊池涼介、巨人からやってきた長野久義の各選手(…

徳井義実さんの「想像を絶するだらしなさ、ルーズさ」が、他人事とは思えない。

news.goo.ne.jp hochi.news これはひどい……という案件ではあるのですが、正直、僕自身、これまでの人生で、「大事なんだけれど、自分にとっては面白くないこと」を「今日やらなきゃ……でも、今日はもう遅いから、明日にしようかな、明日なら間に合うよね……」…

「生きづらさ」の増幅装置としての、映画『ジョーカー』の功罪

※このエントリには、映画『ジョーカー』のネタバレが多数含まれています。映画を未見のかたは、ぜひ、映画館で観てから読んでください。いや、映画を観ていただければ、このエントリなんて読まなくてもいいです。 gendai.ismedia.jpこの記事を読んでいて、僕…

吾妻ひでおさんの『失踪日記』以降の作品について

this.kiji.is 数日前にブックオフで『失踪日記』が3冊並んでいるのが目に留まって、「そういえば、吾妻さん、最近新しい作品を見かけないなあ……まあ、『失踪』以降は寡作だからな」と思ったんですよね。 今回は、『失踪日記』以降の吾妻さんの作品について、…

「他人の得が許せない人々」は、どこから来たのか?

dot.asahi.com なんであの人ばっかり……という気持ちは、僕にもあるのです。 ただ、こういう人たちが、本当に最近になって増えてきているのかどうかは、わからないんですよね。 今から8年前、こんな話がありました。 fujipon.hatenadiary.com 一昔前だったら…

東須磨小学校で起こったことと、「大人のイジメ」について

hochi.news www.sankei.com なんでこんなことをする人がいるのだろう、と思うのです。 子供たちに「イジメはいけない」と言っているはずの大人、それも学校の先生が。 まあでも、率直なところ、学校でも医療の現場でも企業のなかでも奥様サークルでも、いじ…

和田誠さんの「夫婦の危機を避ける秘訣」

www.msn.com 和田さん、亡くなられていたのか…… 星新一さんや村上春樹さん、三谷幸喜さんのエッセイのイラストだけでなく、和田さん自身の映画に関するエッセイもすごく魅力的でした。 亡くなられたのは悲しいけれど、冒頭の記事を読むと、最期まで妻の平野…

『スローンとマクヘールの謎の物語』の「ウミガメのスープ」の思い出

先日、久しぶりに大掃除をしていたら、ニンテンドーDSの『スローンとマクヘールの謎の物語2』を見つけた。 僕はこのゲームの『1』にものすごくハマっていたのだが、なぜか『2』は買ったまま積んでしまい、結局、開封すらされていなかったのだ。 スローンとマ…

「『発達障害』の診断名はつかないけれど、社会生活がうまくいかない」という人のための生存戦略

anond.hatelabo.jp このエントリが目に留まったので、役に立つかどうかはわからないけれど、僕に書けることを書いておきます。 もし、この人が必要としているのが「発達障害」(あるいは、その他の精神的な疾患)の診断であるのならば、他の専門医を受診して…

広島カープ・緒方孝市監督の退任に寄せて

www.nikkansports.com 広島カープの緒方孝市監督が退任を発表。 僕はずっとカープと緒方監督をみてきて、ああ、今シーズンで身を引くつもりなのだろうな、と思っていました。 球団側には、リーグ優勝の可能性がほぼ無くなった9月中旬くらいには、辞意を伝え…

クックパッドの凋落と「若者のGoogle離れ」

www.moneypost.jp togetter.com 僕自身はクックパッドをそんなに利用しているわけではないのですが、こういう記事をみていると、IT業界というのは、新しいサービスだと思っていたものが、いつのまにか時代遅れになってしまっているものなのだな、と痛感しま…

「面白いゲームなのに突然遊ばなくなり、エンディングまでたどり着けない症候群」

いま、Nintendo Switchで、『ファイアーエムブレム 風花雪月』をやっている。ファイアーエムブレム 風花雪月 -Switch (『TCGファイアーエムブレム0』限定カード「士官学校の新任教師ベレト」 同梱)出版社/メーカー: 任天堂発売日: 2019/07/26メディア: Video…

「永川劇場」の閉幕に、永川勝浩投手の野球人生を思う。

www.daily.co.jp www.daily.co.jp 永川勝浩投手、17年間、本当にお疲れ様でした。 カープでは数少なくなった「広島市民球場時代を知る選手」であり、球団最多の165セーブをあげた「守護神」だったのですが、カープファンにとっては「9回にランナーを出して、…

「他人に軽んじられる苦しさ」について

anond.hatelabo.jp なんだかとても身につまされる話だなあ、と思いつつ読みました。 僕も長年「影が薄い」というか、「他人に軽んじられやすい」と感じながら生きてきたのです。fujipon.hatenablog.com 大きな声を出して自分の存在をアピールしたり、不当な…

エルドレッド選手の「異なる環境で成功するための思考法」

www.daily.co.jp ありがとう、エルドレッド。素晴らしいスピーチ、最高のセレモニーでした。 去年の後半、なかなか一軍に上がれなかったエルさんに、僕はずっとヤキモキしていました。 いやしかし、新井さんも引退してしまうし、銭ゲバも去ってしまうようだ…

ZOZOの前澤友作社長の退任会見をみて思い出した、面白い「起業家」「起業物語」の本

www.businessinsider.jp ヤフーとZOZOの業務資本提携とZOZOの前澤友作社長の退任には、僕もけっこう驚きました。いや、最近のZOZOの成長の停滞と前澤社長の肝いりではじめたZOZOスーツの不振、ZOZOを支えてきたメーカーに離反の動きが出ていることなどを考え…

「怒りをセーブできなくなった自分」と折り合いをつけて生きる技術

anond.hatelabo.jp この増田さん(『はてな匿名ダイアリー』の著者)は病気がきっかけだったそうなのですが、僕は血圧が高いくらいで他に大きな病気もない(はず)なのに、加齢とともにイライラがひどくなり、刹那の怒りを爆発させてしまいそうな自分に困惑…

「優れたコンテンツを生み出す原資として収益は不可欠なもの」なのだろうか?

staff.hatenablog.com そうか……というか、いままで個人営利利用が許されていなかったから、『はてな』では、いわゆる「いかがでしたかサイト」「勝手サイト」が目立たなかったのだな、と思い至ったのです。 fujipon.hatenablog.com まあでも、これも時代の流…

『鶴瓶の家族に乾杯』での新井さんを観て、「ネットのあちら側からみた世界」を思う。

www4.nhk.or.jp www.sponichi.co.jp 新井さん、やっぱり「持っている」人だなあ、と思いながらこのシーンを観ていました。 あの2017年7月7日の「七夕の奇跡」、新井さんの逆転ホームランは、カープファンにとっては忘れられない名場面です。 こういうオチが…

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