いつか電池がきれるまで

”To write a diary is to die a little.”

『闇サイト殺人事件』の被害者の「生きざま」を描いたノンフィクション『いつかの夏』と、犯罪被害者の実名報道について

mubou.seesaa.net mubou.seesaa.net 僕は、被害者の実名報道は必要ないと思うし、被害者の写真や卒業アルバムをわざわざ探してきて、悲しげなBGMとともに「紹介」するワイドショーを嫌悪している。 僕とその家族が、ある事件の被害者になったとき、某新聞社…

翻訳者・通訳の仕事に近づくことができる7冊の本

cruel.hatenablog.com 僕は「ことば」を仕事にしている人の話を聞いたり読んだりするのが好きです。 憧れてはいるけれど、自分にはそれを仕事にするほどの能力も熱意もなかったのだよなあ。 ある意味、それを生業にしていないからこそ、傍観者として楽しめる…

『ねほりんぱほりん「ネトゲ廃人」』の回を観て、考えたこと。

www4.nhk.or.jp www.nhk.or.jp 『ねほりんぱほりん』面白いですよね。 世の中の端っこを歩いている人たちが、実名、顔出しではちょっと話せないような生きざまをけっこう率直に語ってくれる番組です。 司会の山里亮太さんとYOUさんも「世間の常識や正しさ」…

京都国立博物館の『開館120周年記念 特別展覧会 国宝』で、国宝ラッシュと人混みに酔ってきた。

kyoto-kokuhou2017.jp www.kyohaku.go.jp 日帰りで行ってきました京都まで。 仕事を短時間で済ませて(というか、いちおう顔だけ出して、に近い)、なんとか京都国立博物館に到着したのは、もう16時半を過ぎていて、閉館時間まで、あと1時間半しかありません…

「ツツイスト」として生きてきた僕が、筒井康隆さんの長篇小説から、10作を選んで語ってみます。

僕は30年近く「ツツイスト」として生きています。 でも、最近は、とりあえず新刊が出たら手に取るくらいで、過去の作品を読みかえすこともなかったんですよね。 何年か前に「慰安婦ツイート事件」なんていうのもあって、長年のファンとしては、「これが筒井…

「どんなときにブログを書きたくなるのか?」という問いに対して、僕がたどり着いた答え

今週のお題「私がブログを書きたくなるとき」 けっこう長い間やっていると、むしろ「ブログを書きたくないとき」のことを考えてしまうのです。 書くほうが「日常」なわけで。 とはいえ、「書きたくてしょうがない」というときもあれば、「ちょっと前と間隔が…

『めちゃイケ』終了が発表された夜に、岡村隆史さんが還ってきた日のことを思い出す。

www.asahi.com 今夜(といっても日付的には昨日だけど)、番組の終わりに、スタッフから「(番組が)終わります」と伝えられた岡村隆史さんの様子がオンエアされていました。 これまで、さんざん「騙し企画」が行われてきた番組なだけに、岡村さんも最初は「…

『ブレードランナー』(1982年)をはじめて観て、「歴史に残る名作」を、それが歴史になってから体験することの難しさを痛感した。

ブレードランナー ファイナル・カット [Blu-ray]出版社/メーカー: ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント発売日: 2017/09/20メディア: Blu-rayこの商品を含むブログ (2件) を見る 内容(「キネマ旬報社」データベースより) リドリー・スコット監…

その「笑顔の理由」は。

先週の火曜日、カープとDeNAとのCSファイナル第5戦、逆転され、1点負けている場面で登板したカープの大瀬良大地投手は、最初の1つのアウトをとったとき、ガッツポーズをしてみせた。 ああ、気合い入っているな、頼むぞ大瀬良! しかしながら、その回、2アウ…

「ドラフト緊急生特番!『お母さんありがとう』」の望月涼太選手のエピソードを観て、考えたこと。

www.tbs.co.jp 昨夜、「ドラフト緊急生特番!『お母さんありがとう』」というのを観ていたんですよ。 こんなお涙頂戴番組に泣かされないぞ!と言いたいところなのですが、カープの大瀬良大地投手と弟さんのエピソードを観て以来、毎年ドラフトの余韻を感じつ…

プロ野球のCSというのは、「理不尽なシステム」だからこそ盛り上がる。

www.asahi.comwww.asahi.com 今當遠離臨表涕泣不知所言 ペナントレースで圧倒的な強さをみせて、2位阪神とは10ゲーム差、3位DeNAとは14.5ゲーム差で独走優勝した広島カープ。 しかしながら、昨年、黒田博樹が遺してくれた「宿題」である日本シリーズ制覇の夢…

「宝石みたいなお菓子」についての覚え書き

orangestar.hatenadiary.jp 「宝石みたいなお菓子」か…… 僕は大人になってからは、あまりお菓子に縁のない人生だったので、マカロンも「たぶん何度か食べたことがあったはず……」というくらいで、とくに印象にも残っていないんですよね。 似たような名前の人…

インターネットの「平気でうそをつく人たち」

こういうのをここで書くのもどうか、とは思ったのだが、そもそもここは「そういうこと」を書く場所ではあるので、吐き出しておく。 ただし、直接リンクを張ったり、具体名をあげたりするのは、なるべくやめておく。わかる人にはわかるだろうし、わからない人…

誰にも投票する気がしない」と「自分が出馬する」の距離が、あまりにも遠すぎる

今度の日曜日は衆議院選挙の投票日。 選挙権は国民の大事な権利であり、「民意」を反映させるための唯一無二の武器だということは頭ではわかっている、つもりだ。 でも、今回も、どこに、誰に投票しようかと迷っている。 絶対に投票したくない人は、けっこう…

「もう、TSUYATAしかない地方都市」から見た、「TSUTAYAの閉店ラッシュ」問題

ascii.jp そうか、もうTSUTAYAもそんなことになっているのか……と、田舎のTSUTAYAっ子(TSUTAYAオヤジですね、すみません)である僕は、これを読んで思ったのです。 田舎(といっても、人口数万人くらいの地方の市)では、すでに、「最大の新刊書店はTSUTAYA…

テレビドラマ『コウノドリ』第1話感想:星野源さんの四宮先生の「いるいる感」と、「手伝う、じゃないだろう!」は医者の言葉として適切なのか問題

www.tbs.co.jp テレビドラマ『コウノドリ』の第1話を観た。 ちなみにドラマの前作も原作マンガも全く観たことも読んだこともない。 『逃げ恥』の星野源さんが出ているので、観てみようかな、とか、そういう感じ。 僕は基本的に医療ドラマは観ない。 登場人物…

「だから、ああいうモラルが無いDQNには、関わったら負けだよ」

www.asahi.com 関係者によると、手前のパーキングエリアで、ワゴン車の進路を塞ぐように駐車していた男性を嘉久さんが注意した。怒った男性は高速道路上を追い、後方から接近したうえ、前方に割り込んで減速し、一家の車を追い越し車線上に停止させた。車か…

「見知らぬ相手と仲間意識を持ち、他者と繋がるためだけのインターネット」の時代を生きている。

多くの人は、インターネット上でボコスカ言われることに耐えられない。なので、発言すべき人が萎縮してしまう。結果、情報発信をするのはソーシャル的にタフな人に限定され、そういう人に権力も名声もチャンスも集中してしまう。それはとても勿体ないことに…

2017年のノーベル文学賞を受賞した、カズオ・イシグロさんの作品を紹介してみます。

mainichi.jp おお、カズオ・イシグロ来たーーー! 久々に「僕もけっこう読んでいる、好きな作家のノーベル文学賞だ!」と思いました。 ノーベル文学賞って、一昔前は、「大家のそれまでの功績に対して与えられる賞」みたいなところもありましたし、最近では…

梵英心内野手の退団に、いちカープファンとして思うこと。

www.sponichi.co.jp 野球ファンにとっては、寂しいニュースが多い時期になりましたね。 今シーズンのカープは、まだこれからCS、日本シリーズ(出たい!)と続くわけですが、先日の江草投手の引退に続いて、長年カープを支えてきた梵英心選手が退団し、他球…

「はてなブロガーの薄いレビューうざすぎ問題」について

anond.hatelabo.jp なんかもう、薄くてごめんね、っていうのと、ここで挙げられているブログに僕は「薄い」というイメージはなくて、この人は「嫌い」と「薄い」をあえて言い換えているだけではないのか、というのと。 ネットでのレビューについての僕の考え…

僕の「十歳までに読んだ本」~学研『ひみつシリーズ』と「空中に浮かんでいる蛇口」の思い出

今週のお題「読書の秋」 fujipon.hatenadiary.com 先日、この本で、いろんな人が「十歳までに読んだ本」のことを語っているのを読みました。 そして、僕自身も、子どもの頃に読んでいた本のことを、あれこれ思い出してみたのです。 子どもの頃は「文学作品」…

「キラキラネームをつけてしまう親」は、どんな人たちなのか?

www.daily.co.jp 「キラキラネーム」については、周期的に話題になるような感じがします。 この林先生の話についても、「わかる」という言う人がいれば、「一塾講師の経験談でしかないので、統計学的に優位なのかどうかは不明で、真に受けるべきではない」と…

今、まさに食べようとしているウドンの汁に、小さな虫が決死のダイブを敢行してきたとき、人はどう振る舞うべきなのか

なんかもう、タイトルだけで「出オチ」って感じの話なんですが。 先日(というか3日前)、うどん屋で肉うどんを注文し、運ばれてきたんですよ。 そこで、箸を割り、いざ、食べ始めようとしたのですが、さっきまでその辺りをプンプン飛んでいた数ミリくらいの…

「まっちんぐマチコン先生」への手紙

anond.hatelabo.jp これを読んで、僕はいろんなことを思い出してしまいました。 そして、これを書いた人に、「よくここまで頑張ったよ、あなたはたぶん、ひとつ壁を越えたはず」と伝えたくなりました。 もう、けっこう昔の話なんですが、みっともない振られ…

2017年9月18日。広島カープ、セリーグ連覇!

www.hochi.co.jp 今年の胴上げは、リアルタイムで観ていなかったのです。 去年、2016年9月10日は、テレビの前で、黒田さんと新井さんの抱擁をみて、僕も一緒に涙していたというのに。 今年は、去年リーグ優勝でも日本シリーズでもできなかった、地元マツダス…

『ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン』争奪戦と「転売屋問題」についての考察

togetter.com 僕もこの『ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン』が欲しくて、ネットで予約しようと試みてみたのですが、手も足も出ない、という状況でした。 ヨドバシカメラの行列とかをみていると、『ドラゴンクエスト11』の発売日でさえ、こんな…

稼ぐために「表現の自由」を錦の御旗にする人たち vs 「さわらぬ『健康本』に祟りなし」と考える専門家たち

www.buzzfeed.com あの「WELQ問題」を告発した朽木誠一郎さんが、こんな記事を書いておられました。 朽木さんのこれまでの仕事については、下のエントリを御参照ください。 amanojerk.hatenablog.com 僕は医療という仕事を今もやっているのですが、書店で「…

山尾志桜里議員の件と「自分が幸せになるのが一番」という世界で生きるということ

togetter.com 最初にこの件に対する僕の考えを書いておきます。 人間というのはそんなに完璧なものじゃないから、不倫をすることだってあるのはわかるのです。 それは僕にとっては大変不快なことなので、ものわかりの良いふりをするつもりはないけれど、少な…

中年男性が、2017年にはじめて観た『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』を語る。

あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。 Blu-ray BOX(完全生産限定版)出版社/メーカー: アニプレックス発売日: 2013/08/21メディア: Blu-rayこの商品を含むブログ (25件) を見る 【ストーリー】 昔は仲良しだった幼馴染たち。 でも、高校生になった彼らの…

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