いつか電池がきれるまで

”To write a diary is to die a little.”

「オーケー」と「北の大地の水族館」の「正直」という戦略

www.fnn.jp nlab.itmedia.co.jp 前回、以下のエントリを書いたのですが、やっぱり、「宣伝のためには、ポジティブなことを書かなきゃいけない」という思い込みってあると思うのです。 fujipon.hatenablog.com 「まあ、企業や店だって、売らなきゃいけないの…

「松屋のステーキ丼」に対する、ネットメディアの「レビュー」への疑問

松屋が好きだ。 正直、牛丼は吉野家のほうが美味しいと思うけれど、食券で注文ができて、いろんな定食がある松屋を僕はけっこう愛用してます。 2週間に一度くらいのペースで、新しい定食系のメニューが出るので、一度は食べてみようかな、という気分にさせら…

『きまぐれオレンジ☆ロード』と「ヒロイン属性」について

www.yomiuri.co.jp まつもと泉さん、亡くなられたのか……61歳、いまの世の中では、ちょっと早すぎるよなあ。 僕が、まつもとさんの作品で真っ先に思い出すのは、『きまぐれオレンジ☆ロード』なのですが、この作品が『週刊少年ジャンプ』に連載されていたのは…

石原慶幸選手の引退は、覚悟していたはずなのに、とても寂しい。

www.nikkansports.com 広島・石原慶幸捕手が、今シーズン限りでの引退を発表した。 正直、覚悟はしていた。驚きはない。おそらく、カープファンのほとんどもそうだったはずだ。 今シーズンはとくに、クリス・ジョンソンともなかなか組ませてもらえず、出場試…

映画『TENET テネット』を観て思い出した「タイムトラベルもの」7選

クリストファー・ノーラン監督の映画『TENET テネット』を観ながら、正直「映像はすごいが、理屈はよくわからん。ただ、最後はドラえもん映画でこういうオチを観たような気がする、と思ったんですよ。 作中では、「これはタイムトラベルではない」というよう…

「気が合う」とか「付き合いやすさ」と、「その人との関係を長く続けることができるかどうか」は、違う。

anond.hatelabo.jp 世の中には「自分は人を見る目がある」「あなたがどういう人かわかる」と公言する人が少なからずいる。それを鵜呑みにしてしまう周囲の人もいる。 僕の個人的な見解としては、そういう人の大部分は「本人に見る目があると思い込んでいるだ…

われわれには、テレビを消す自由があるし、スマートフォンの電源を切る自由もある。SNSもニュースサイトも、見ない自由がある。

新型コロナウイルスでの自粛生活が続くなかで、他人の行動にイライラしたり、有名人の訃報が続いたりして、僕もなんだか鬱々としています。もともと「ネガティブ気質」というか、「落ち込むのには、慣れている」つもりなのですが、それでも、ちょっときつい…

「あなたがちゃんと正しい報酬を受け取らなくては、その業界の他の人が困る」

delete-all.hatenablog.com 僕が生きているこの世界というのは、たいそう込み入っているよなあ、と、ときどき思うのです。 冒頭のエントリを読んで、先日書いた、この話を思い出しました。 (すでに文中のリンク先のいくつかは「Not Found」になっているのを…

「GoToトラベル」と「最大多数の最大幸福」

www.watto.nagoya 日本は「再分配によって、さらに格差が拡大している国」なんですよね。 fujipon.hatenadiary.com 先進国における子どもの貧困率を「市場所得」(就労や、金融資産によって得られる所得)と、それから税金と社会保険料を引き、児童手当や年金…

「自分が住む場所を、ちゃんと選ぶ」ということ

今週の2つの出来事。 月曜日に職場の病院に出勤してきたら、こんな話があったのです。「福岡県(たぶん全体、だよね)で、新型コロナウイルスに関する医療に従事している人たちに、5万円の特別手当を出すので、この書類にサインをしてください。職場の病院経…

『銀河英雄伝説』と「ポリティカル・コレクトネス」

anond.hatelabo.jp 僕は30年来の『銀英伝』ファンなので、正直、「1987年完結の作品を、いまさら、2020年のポリティカルコレクトネスに合わせて変える必要はないのでは……」とは思うんですよ。料理が苦手なフレデリカさん、というのも、記憶力抜群、士官学校…

『大戸屋』VS 『コロワイド』の「リアル半沢直樹」と『やよい軒』の野望

kabumatome.doorblog.jp www.nikkei.com ついにコロワイドによる大戸屋の敵対的TOB(公開買い付け)成立か…… このTOB、最初の期限にはコロワイド側が目標としていた株数を確保できず、目標数を下げて期間を延長していたんですよね。 途中でコロワイドの連結子…

創作物の「適正な対価」の話

www.msn.com 『ブルシット・ジョブ』を読んだばかりだったので、この訃報には驚くのと同時に、すごく残念な気持ちになりました。 『ブルシット・ジョブ』は、邦訳が出たのが最近なだけで、英語版は2018年の5月に出ているのですが。 仕事の内容と報酬の乖離、…

「温室」が大嫌いなのに、「温室」の中でしか生きられない僕らの話

anond.hatelabo.jp anond.hatelabo.jp この世は地獄か。 ちゃんとしたアドバイスができるような立場ではないのだが(そもそも、ネット上の嘘だか本当だかわからない話に、実在するのかどうかわからない人間がかける言葉なんて、ノイズみたいなものだ)、「そ…

「プロゲーマーになろうとした社会不適合者のありがちな話」の増田さんへ

anond.hatelabo.jp 僕自身は、学者か弁護士か物書きになりたい、と昔は思っていたのだけれど、世の中には本当に勉強が僕にとってのテレビゲームくらい好きな人がいる、ということを知って、「人にバカにされなくて、お金にもそんなに困ることがなさそうな仕…

「クソゲー」を語るメディアと、改変され続けている「歴史の記憶」について

news.yahoo.co.jp すごく誠実な記事だなあ、と思いながら読みました。 たかがゲームの話じゃないか、と感じる人も多いのかもしれませんし、僕も「なんか当時の自分の記憶とは違うことが書いてあるけれど、懐かしいゲームが採りあげられているだけで、ちょっ…

『もののけ姫』も映画館で観てきた話

もののけ姫 [DVD]発売日: 2014/07/16メディア: DVD 柳の下にドジョウが二匹、と思われるかもしれませんが、新型コロナウイルス禍のなかでのスタジオジブリの名作再上映観賞の第二弾として、『もののけ姫』を観てきました。 第一弾『風の谷のナウシカ』はこち…

「隣人訴訟事件」と「誰かを責めずにはいられない人々」

『あぶない法哲学 常識に盾突く思考のレッスン』(住吉雅美著/講談社現代新書)という本で、こんな事例が紹介されていました。 あぶない法哲学 常識に盾突く思考のレッスン (講談社現代新書)作者:住吉雅美発売日: 2020/05/20メディア: Kindle版 1970年代半…

「と学会」と「note」とクリエイターの「老害化」について

kakuyomu.jp anond.hatelabo.jp 僕は「と学会」の本を読んで、『ノストラダムスの大予言』というのは、どうも当たらないというか、けっこういいかげんなものらしい、ということに自信を持てるようになったのです。『水からの伝言』(水に『ありがとう』など…

75年目の「終戦の日」に読んでみてほしい「あの戦争」を知るための12冊の本

いまから5年前、2015年の8月15日に、こんなエントリを書きました。 fujipon.hatenablog.com あれから、5年。 最近は、入院している患者さんもほとんどが昭和以降の生まれになっていますし(僕が仕事を始めた時には、明治生まれの人がけっこういたのです)、…

ブログには、物語にはない、人生の中途半端さが溢れている。

toyokeizai.net インターネットの文章は、この世にインターネットが存在するかぎり、消滅することなく、クラウドの海を漂い続ける……みたいなことを、僕も20年前には考えていたのです。 ブログは僕にとって「長すぎる遺書」みたいなものだと、ずっと思ってき…

あるアニメ映画で、スマートフォンの「画面割れ」が描かれていた理由

このあいだ、家で、『空の青さを知る人よ』という映画のDVDを観ていたのです。 映画館で予告編を観たときには、「また死んだ人が生き返る話かよ」って思っていたのですが、なんとなく観たくなって。 吉岡里穂さんの、キャラクターに沿ってわざとやっているの…

『風の谷のナウシカ』を、はじめて映画館で観た話

風の谷のナウシカ [DVD]発売日: 2014/07/16メディア: DVD 腐海(ふかい)と呼ばれる毒の森とそこに棲む蟲(むし)たちに支配された世界。辺境の王国・風の谷には、自然を愛で、蟲とすら心を通わせる少女ナウシカがいた。腐海を焼き蟲を滅ぼそうとする大国の…

『ファイナルファンタジーVII リメイク』について、少しだけ語らせてほしい。

ファイナルファンタジーVII リメイク - PS4発売日: 2020/04/10メディア: Video Game 発売が2020年4月10日だったので、一応のエンディングを見るまでに、3ヵ月半くらいかかってしまいました。プレイ時間は、寄り道はサブクエストはほぼ全部こなして45時間くら…

矢部浩之さんの「新幹線で席を譲ってくれた人の話」

少し前に、矢部浩之さん復帰後の『ナインティナインのオールナイトニッポン』を聴いていたら、矢部さんが「最近あった出来事」として、こんな話をされていました。(以下は僕が記憶をもとに書いていますので、矢部さんの話とはディテールが違うところがある…

『づぼらや』の思い出

www.fnn.jp 僕がまだ小学生の頃、家族で大阪に旅行したことがあった。 大阪城とか通天閣を観たあと、「じゃあ、ご飯食べに行こうか」と連れていかれたのが、この『づぼらや』だったのを覚えている。 このふぐの看板は、当時の僕にはすごくインパクトが強いも…

『連ちゃんパパ』と「人間のクズ」という最強のコンテンツ

『連ちゃんパパ』というマンガが、ステイホーム生活のなかで、けっこう話題になっていた。 www.mangaz.com (こちらは2020年7月31日で、削除されるようです) 連ちゃんパパ【合冊版】(1) (ヤング宣言)作者:ありま猛発売日: 2018/03/29メディア: Kindle版こち…

「アフター・コロナ」の映画館の現状について

そういえば、しばらく映画館に行っていないな、と思ったのです。 最後に観たのは、この映画で、もう3か月も前になるのか…… fujipon.hatenadiary.com 東京では、まだ緊急事態宣言が明けてからそんなに時間が経っていない、という感じなのでしょうけど、僕が住…

ある新米投資家の「コロナショック」体験記

www.cnn.co.jp b.hatena.ne.jp 「はてなブックマーク」のコメントで多くの人が指摘しているように、株価がいちばん下がっていた3ヵ月前と比べれば、株価が回復してきた分だけ、資産が増えたことになるのでしょう。実際は「コロナ以前の状態に戻りつつあるだ…

「やりたいことが見つからないときには、まず、お金を稼ぎなさい」

新型コロナウイルスの感染予防のため、ステイホーム生活が2か月くらい続いていたわけなのですが、その間、新たにYouTubeをはじめた人もたくさんいました。僕自身は自分で動画配信をやることはなかったのですが、こういうときに、新しいことを始めてみようと…

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