いつか電池がきれるまで

”To write a diary is to die a little.”

社会

東京オリンピックとポジショントーク

diamond.jp 東京オリンピック、予定では2021年7月23日に開会となっています。 あと2ヵ月あまりに迫っているのだけれど、新型コロナウイルスの感染拡大はまだまだ予断を許さない状況です。というか、こちらが慣れてしまっただけで、人数だけでいえば、連日、…

「なんでGoogleで検索しないのだろう?」とcakesの人生相談炎上をみて思った。

cakes.mu またcakesか!みたいな話ではあるのですよねこれ。 この回の幡野さんの回答に対して、しかるべき公的機関の窓口などをちゃんと紹介すべきだ、という批判が集まったのも、これまで重ねてきた失態を考えると、致し方ないところではあります。 fujipon…

「他の子がイジメられているのを止めずに傍観しているのは、イジメに加担しているのと同じことだ」

news.nifty.com bunshun.jp 僕が小学生から中学生くらいの頃にも「イジメ」というのは存在していました。 というか、僕のクラスにもそれらしきものはありました。 僕自身はいじめる側に加担することはなかったのですが、いじめを積極的にやめさせようともし…

インターネットが「エイプリルフール」を殺した20年の軌跡

やっと4月2日になりました。 4月1日、エイプリルフールって、ずっと苦手だったんですよね。 「嘘をついていい日」ということで、何か気の利いた嘘をつくことが求められているようで、相手も「どうせ今日言っていることは嘘なんだろう」と身構えているなかで…

「『2ちゃんねる』を知らない若者たち」に、いま、「ひろゆき」さんが支持されている理由

www.news-postseven.com 僕にとっての「ひろゆき」さんは、『2ちゃんねる』の管理人であり、「うそはうそであると見抜ける人でないと(掲示板を使うのは)難しい」と言った人、でもあるのです。 今回あらためて調べてみたんですが、この言葉って、2000年のバ…

「10年前にはあった仕事」に想いを馳せ、「10年後も食える仕事」を考える

kabumatome.doorblog.jp 新型コロナの影響もあって、これまでの「仕事」のやり方が、どんどん変わってきているのです。 病院でも、これまで「直接患者さんを診ないと薬を出せない」というのを堅持してきた医療者たちが、リモート診療を受け入れざるをえなく…

宮田珠己さんのツイートをみて、「好きなことをやって生きる」について僕も考えた。

私は20代の頃、難病(当時/今はいい薬が出た)の治療で毎週3日会社を早退し副作用で高熱が出る注射をのべ100本以上打ちながら、それでも良くならずに時々入院しつつ、将来への道が全然見えなくて焦っていた。誰に会っても顔色が悪いと言われ、あいつは早死にす…

Twitterはすでに巨大メディアであり、社会的なインフラになっているので、数年以内に終わることはない。

note.com 結論から書くと、僕は「Twitterはすでに巨大メディアであり、社会的なインフラになっているので、数年以内に終わることはない」と考えています。 僕はけっこう長い間ネットでブログやSNSをやり続けていて(それこそ、『さるさる日記』からインスタ…

「発達障害向けのオンラインサロン」が、「共感し、助け合える組織」であり続けるのは難しい。

anond.hatelabo.jp nenesan0102.hatenablog.com 僕自身も、ずっと「生きづらさ」を抱えてきましたし、発達障害的なところもあると思っています。それでも、年齢とともに、ようやく世の中に馴染んできた、という感覚も出てきたんですよね。 今くらい、20歳の…

2020年の『いつか電池がきれるまで』を振り返る

「新型コロナウイルスにひたすら振り回された1年だった」としか言いようのない2020年も、残りわずかになりました。 年末恒例の企画として、2020年の『いつか電池がきれるまで』の10個のエントリを紹介しつつ、今年を振り返ってみます。 fujipon.hatenablog.c…

「ホームレス」について、興味本位で書くことと『cakes』『note』の見世物小屋化

cakes.mu この記事が「炎上」しているというか、多くの批判を受けています。 僕も読んでみたのですが、なんとなく「取材」って言葉を使わなければ、もうちょっと風当たりは弱くなったのではないか、と感じました。 たとえば、「ホームレスの人たちと3年間付…

「あなたがちゃんと正しい報酬を受け取らなくては、その業界の他の人が困る」

delete-all.hatenablog.com 僕が生きているこの世界というのは、たいそう込み入っているよなあ、と、ときどき思うのです。 冒頭のエントリを読んで、先日書いた、この話を思い出しました。 (すでに文中のリンク先のいくつかは「Not Found」になっているのを…

『銀河英雄伝説』と「ポリティカル・コレクトネス」

anond.hatelabo.jp 僕は30年来の『銀英伝』ファンなので、正直、「1987年完結の作品を、いまさら、2020年のポリティカルコレクトネスに合わせて変える必要はないのでは……」とは思うんですよ。料理が苦手なフレデリカさん、というのも、記憶力抜群、士官学校…

ある新米投資家の「コロナショック」体験記

www.cnn.co.jp b.hatena.ne.jp 「はてなブックマーク」のコメントで多くの人が指摘しているように、株価がいちばん下がっていた3ヵ月前と比べれば、株価が回復してきた分だけ、資産が増えたことになるのでしょう。実際は「コロナ以前の状態に戻りつつあるだ…

平田オリザさんのことは嫌いでも、舞台演劇や役者さんたちのことは、嫌いにならないでほしい。

oriza.seinendan.org b.hatena.ne.jp 平田オリザさんへの批判が止まらない。 というか、こうして自ら追加燃料を投下しているのをみると、「雉も鳴かずば撃たれまいに……」と思うのです。 僕は7年くらい前に、平田さんの「コミュニケーション論」を読んで、も…

「風俗嬢とカツオの刺し身の違い」について

anond.hatelabo.jp b.hatena.ne.jp 冒頭のエントリを実際に読むと、「風俗嬢とカツオの刺し身の違い」というタイトルは端折りすぎで、「新型コロナウイルスの感染拡大にともなう不況で困っている人がサービスや商品を『大安売り』するのを『ラッキー!』と喜…

「人助け」の現場と「パワハラ」の閾値

nogreenplace.hateblo.jp 元のエントリがこちら。 anond.hatelabo.jp ちょっと話がズレてしまうかもしれませんが、この2つのエントリを読んで、僕は以前の職場の同僚のことを思い出したのです。 彼は優秀な医師で、救急医療を専門にしていました。 救急とい…

「いまの自分の立場から世の中を見て、言葉にする」ということ

zuisho.hatenadiary.jp このズイショさんの文章が、僕は気になって仕方がなかったのです。 ここには、僕がうまく言葉にできなかったことが書いてあると思うのだけれど、いまの僕には、うまく消化しきれないというか、読みこなせていない。 なんだか、すごく…

中村哲さんのこと

dot.asahi.com 僕が中村哲さんのことをはじめて知ったのは、医学生時代のことでした。 アフガニスタンで井戸を掘っている医者がいる。 講義のなかで採りあげられていたのか、同級生との雑談のなかに出てきたのか、書店で著書を見かけたのか、中村さんのこと…

吉本興業と資本主義社会の未来予想図

hochi.news 加藤さんは悪くない、たぶん。 長年積もり積もったものが、今回の事件をきっかけに噴出してしまった、ということなのだと思います。 ただ、今回の「吉本騒乱」をみていると、加藤さんの参戦が、最初の当事者であった宮迫さんや田村亮さんにとって…

「風呂場で涙した66歳男性」と「他人に自分の価値観を押し付けない」ことの難しさ

dot.asahi.com 昨夜、これを読んで、ずっと考えていたのです。 この66歳の男性は、自分の20年後の姿ではなかろうか、でも、僕は自己肯定感が低いので、そんなに自分の価値観を他者に押し付けてはいないはず……とか思っているのは自分だけで、周りからみれば、…

何がめでたいのかよくわからない「令和フィーバー」について

「令和」がはじまった。 とはいえ、僕自身は合間に仕事の日があって大型連休を満喫しているとはいいがたいし、そもそも、元号が替わったからといって、何かが劇的に変わるわけでもないのだ。 しばらく、書類に「平成」と書いてしまってため息をつくくらいの…

いわゆる普通の14歳だわ 女の子のこと 知らなすぎるのあなた

www.huffingtonpost.jp はてなブックマークでは、これは母親の意見だろう、子どもを利用するな!という批判の声がけっこう多いようなのですが、まあ、なんというか、「うんざり」する話だなあ、という感じです。 b.hatena.ne.jp 僕は望月記者が最初に登場し…

「理屈としての正しさ」と「処世術としての正しさ」

togetter.com delete-all.hatenablog.com 僕自身、「何者にもなれなかった」中年男なので、これを読みながら、「自分が言われたら、きっついだろうな……」と思っていたのです。 fujipon.hatenadiary.com でもまあ、「何者にもなれなかった」という言葉を使う…

「ナチスと福祉」について

togetter.com こういうやりとりを第三者的にみていると、「文脈」を把握せずに、発言内容の一部だけを切り取って批判されがちなSNSって怖いなあ、と思うんですよ。 文脈を追っていくと、「ナチスは福祉」というのは、アイロニーであって、発言者はナチスやそ…

「バーチャルアイドル・伊達杏子」を知っていますか?

orangestar.hatenadiary.jp VNI(バーチャルネットアイドル)か…… 僕がネットで日記とか書き始めたころ、『ちゆ12歳』がテキストサイト界に『侍魂』『ろじっくぱらだいす』などとともに君臨していて、『ネットランナー』とかでもよく採り上げられていたのだ…

頭がいい、賢い人だからこそ踏んでしまいやすい地雷が、いまの世の中には、たくさん埋められている。

約束された場所で (underground2)作者: 村上春樹出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2001/07/01メディア: 文庫購入: 14人 クリック: 73回この商品を含むブログ (131件) を見る 内容紹介 癒しを求めた彼らはなぜ無差別殺人に行着いたのか?オウム信者へのイン…

「ブロガー」という業の深い人間のひとりとして、hagexさんの事件に感じていること

昨夜、ワールドカップの日本戦を観ながら、考えていました。 hagexさんは、この試合を観るつもりだったのだろうか。 いつかブログで見たように、生ビールのジョッキをたくさん並べて、中洲の夜を堪能する予定だったのだろうか。 僕はhagexさんに直接の面識は…

「川淵ざまあ!」と言う準備はできていた、のだけれど。

www.nikkansports.com 最初に謝っておきます。僕はサッカー全然詳しくないので、ものすごく的外れなことを書く可能性が高いのですが、やっぱり何か書いておきたくてしょうがないので御容赦ください。 正直、今回のワールドカップは、ハリルホジッチ監督の本…

「私たちは、複雑さに耐えて生きていかなければならない」

eiga.com 映画『羊と鋼の森』を観て、この記事を思い出したのです。 天皇皇后両陛下も、この映画を鑑賞されていたんですよね。 この記事では、美智子皇后が、原作を読んでおられて、出演者たちと、どこで撮影したのか、とか、美智子さま自身のきょうだいのこ…

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