いつか電池がきれるまで

”To write a diary is to die a little.”

2014-11-01から1ヶ月間の記事一覧

「ゲームセンターは不良のたまり場」だった頃

明治時代、読書といえば四書五経のようなマジメな漢籍を読むことであり、絵空事を書いた「小説」は読書のうちに入らないとされていた。で、「小説のような悪書を読むのは不健全である」と新聞で論じられたりもした。ひとえに小説が新しいメディアで当時の大…

藤子不二雄A先生が語った「藤子・F・不二雄の思い出」

参考リンク(1):笑ゥ80歳の“まんが道” (NHK「探検バクモン」) (2014年11月29日の午前1時45分からと、12月2日の午後4時30分から、再放送あり) 11月26日の夜、NHKの『探検バクモン』に、藤子不二雄A先生が出演されていました。 もう80歳になられるの…

あなたの人生のピークは、何歳のときですか?

20歳を過ぎた男が、小学校4年生のふりをしたがるのはそいつの人生のピークが小学校4年生の時代だったからで、ってことは、彼のこれまでの人生は、スーパーな子供が残念な大人に転落する過程そのものだったわけなんだから、みんないじめるのはやめようぞ。— …

もし、『南極物語』と同じことが2014年に起こったら。

亡くなられた高倉健さん追悼企画でTV放映されていた、映画『南極物語』を観た。 この映画、ヴァンゲリスのテーマ曲はすごく記憶に残っているのだけれども、観るたびに、最後のタロ・ジロとの再会シーンが、案外あっさりしているなあ、と思う。 1983年の映画…

高倉健さんの訃報を聞いた夜に

高倉健さんの訃報を聞いた夜に。 僕は任侠ものって苦手なので、健さんのイメージといえば、「不器用ですから……」と、映画『八甲田山』、そして『鉄道員』で、寡黙な駅員として笛を吹いている姿くらいだったのです。 正直、なんでみんな、「高倉健」という俳…

「今日、いちばん輝いていた店員の名前を教えてください!」

以前、あるベーカリーレストランで食事をした際に、ものすごく混雑していたこともあって、長時間待たされ、その店のセールスポイントである「焼きたてのパン」が、ほとんど運ばれてこない、ということがありました。 そこで、「お客様の声」に、感じた不満を…

「僕、ちゃんぽんって、食べたことないんですよ」

先日、博多華丸・大吉さんと平成ノブシコブシが、博多のグルメを紹介するという番組をやっていました(たぶん九州ローカル)。 昨夜、ある店でラーメンを食べたというノブシコブシに、華丸さんは「あの店、ちゃんぽんが美味しいのに!」と、残念そう。 それ…

「一緒に遊べる関係でいたい期間」と「一緒に遊んでいる時間」

参考リンク:十七歳の最後の旅(パレード)十七歳の最後の旅 - パレード 十七歳の最後の旅 - パレード この文章、心に沁みました。 ああ、修学旅行って、「そういう意味」もあるのだなあ、僕たちは、多くのことを、それが「最後」だと知らないまま、何気なく…

帰ってきた「家出息子」

参考リンク(1):涙の退団から7年…新井 広島復帰決断 年俸10分の1でも“勝負”優先(スポニチアネックス)涙の退団から7年…新井 広島復帰決断 年俸10分の1でも“勝負”優先 ― スポニチ Sponichi Annex 野球 涙の退団から7年…新井 広島復帰決断 年俸10分の…

なぜ、羽生結弦選手は棄権しなかったのだろう?

土曜日の夜、仕事から帰ってきて夕食を摂り、なかなか寝付いてくれない次男を抱っこしながら、テレビを眺めていました。 フィギュアスケートのグランプリシリーズ第3戦の中国大会、男子フリー。 『世界ふしぎ発見』かなー、などと思いつつチャンネルを回して…

29歳女性の「安楽死」とSNSの呪縛

参考リンク(1):米29歳女性をめぐる「安楽死」大論争:「尊厳をもって生きる」こと(新潮社フォーサイト/ハフィントンポスト)「私は死にたくない」米29歳女性をめぐる「安楽死」大論争 米29歳女性をめぐる「安楽死」大論争:「尊厳をもって生きる」こと…

芸人を辞めた友人の「辛い瞬間」の話

こんなブログだって、書いていれば、ちょっとめんどうなこともあるし、やめてしまおうかな、と考えることだってあります。 そんなとき、僕は、オードリーの若林さんが書いていた、この話を思いだすのです。 (『社会人大学人見知り学部 卒業見込』 (若林正恭…

好漢・バリントンとの早すぎる別れ

朝起きて、スマーフォンでネットをみていたら、「広島・バリントンの退団が決定」とのニュースに悶絶。 いや、またどうせ憶測記事かなんかだろう、と思っていたのだが、有力スポーツ誌や時事通信までが報じていて、万事休す。 ああ、先日、「バリントンに現…

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