いつか電池がきれるまで

”To write a diary is to die a little.”

2017-04-01から1ヶ月間の記事一覧

Webの世界での「先行者利益」について

WEB

hatebu.me 『マストドン』かなり話題になっていますね。 最初に名前を聞いたときには「恐竜?」とか思ったのですが、正直、もう新しいWEBサービスを使いこなす時間もなく、これ以上いろんなところに書いても、ただでさえ薄い内容がさらに薄っぺらくなってい…

「『東北で良かった』…東京の皆さんの本音ではありませんか?」にこめられた地方民のルサンチマンを、東京の人々はまだ知らない。

www.asahi.comirorio.jp この件に関しては、あまりにも配慮に欠ける発言ですし、そもそも「あっちの方」という言葉に僕はものすごく引っかかったのです。 じゃあ、あなたにとっての「ここ」は、どこなのですか? 今、しゃべっている「東京」が、「ここ」で、…

「『本屋大賞』を獲れなかった」本当に面白い歴代候補作10冊を選んでみました。

先日、2017年の『本屋大賞』が発表され、恩田陸さんの『蜜蜂と遠雷』が、直木賞との史上初の「二冠」に輝きました。 本屋大賞も2017年で14回目となり、僕は第4回から、全部の候補作を読んでいるのですが(第3回は町田康さんの『告白』のみ未読)、大賞受賞作…

『はてな』と「ネガコメ」と「ジャーナリズム」

『キャスターという仕事』(国谷裕子著・岩波新書)に、こんな話が書かれていました。 1988年、アメリカ大統領選を取材中、私はホワイトハウスでいつも大統領に手厳しい質問をするサム・ドナルドソン記者に、「なぜ、あなたは大統領に厳しい質問ばかりするの…

「降ります!」って、どうしてうまく言えないのだろう?

www.yutorism.jp 先週末、仕事で東京に行った際、「満員電車」を久々に体験することになりました。 金曜日の夕方の都営地下鉄って、こんなものすごいことになっているのか……こんなの、スリとか痴漢とかに遭っても、身動きとれないぞ…… で、まさにこの「降り…

「生きづらさ」をコンテンツにしている、北条かやさんと『イースト・プレス』という出版社

togetter.com 吉田豪さんというか、「サブカルの人」というのは、こういうのを「面白がる」ことが仕事、みたいなところがあるので、吉田さんの「書評」は、「北条かやさんの消費のしかたのひとつ」としては正しいのだと思います。 まあでも、これも、先日の…

SNS時代の美術館や博物館の「写真撮影OK」戦略のゆくえ

www.asahi.com www.yomiuri.co.jp 山本幸三・地方創生相の発言は乱暴だし、いろんな創意工夫をしている学芸員さんたちに失礼だとしか言いようがありません。公立の図書館がみんな「TSUTAYA図書館」になってしまって、地元の文化財を紹介するコーナーがカフェ…

他人には伝わりづらい「コミュニケーション恐怖症」について

hagex.hatenadiary.jp この話を読んで、僕はこの「自称コミュ障」という女性って、僕と似たところがあるなあ、と思ったんですよ。 世の中には「人間大好き」「コミュニケーションこそ人生の喜び!」っていう人がいる一方で、「他人と一緒にいること、日常会…

『2017年本屋大賞』は、恩田陸さんの『蜜蜂と遠雷』が史上初の直木賞との二冠達成!

www.oricon.co.jp www.oricon.co.jp 僕としては、事前の予想がけっこういい線いっていたということもあり、納得の結果ではありました。fujipon.hatenablog.com 恩田さんは、第2回の『夜のピクニック』以来、12年ぶりの『本屋大賞』受賞(そして、直木賞との…

2017年「ひとり本屋大賞」発表

※これは僕が個人的に行っている企画で、「本屋大賞」を運営されている方々とは、何の関係もありません。 本屋大賞 「2017年本屋大賞」は、明日、4月11日の夜に発表されます。 というわけで、今年も人の迷惑かえりみず、やってきました電線軍団! もとい、「…

「慰安婦像ツイート炎上事件」について、筒井康隆ファンのひとりとして思うこと

www.asahi.com news.yahoo.co.jp 僕は高校生のときに『48億の妄想』を偶然手に取って以来、筒井康隆さんの大ファンであり続けています。 そもそも『48億の妄想』は、1965年に書かれたものであり、30年前の時点で、すでに20年くらい前の作品だったんですよね…

「ベストペン」「ベストキーボード」を探す、終わりなき旅路

www.tv-asahi.co.jp 2017年4月5日夜に放送された『マツコ&有吉のかりそめ天国』での、久保田アナの「ペンへのこだわり」の話は、なかなか興味深いものがありました。 「これだ!」と思うようなペンにはなかなか巡りあえなくて、そんななかで、無印良品のゲル…

AKB48の「負け組」たちのセカンドキャリア〜『存在する理由 DOCUMENTARY of AKB48』

存在する理由 DOCUMENTARY of AKB48 Blu-rayスペシャル・エディション出版社/メーカー: 東宝発売日: 2016/12/14メディア: Blu-rayこの商品を含むブログを見る 内容(「キネマ旬報社」データベースより) 国民的アイドルグループ・AKB48に密着したドキュメン…

「作家」と「炎上芸人」

hagex.hatenadiary.jp 「作家」の定義とは何か?というのは、なかなか難しいところではあるのですが、この「はあちゅう」さんの件については、「肩書き云々よりも、あなた(はあちゅうさん)が気に食わない」ということで、バッシングしていた人もいたのでは…

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