いつか電池がきれるまで

”To write a diary is to die a little.”

2020-08-01から1ヶ月間の記事一覧

「プロゲーマーになろうとした社会不適合者のありがちな話」の増田さんへ

anond.hatelabo.jp 僕自身は、学者か弁護士か物書きになりたい、と昔は思っていたのだけれど、世の中には本当に勉強が僕にとってのテレビゲームくらい好きな人がいる、ということを知って、「人にバカにされなくて、お金にもそんなに困ることがなさそうな仕…

「クソゲー」を語るメディアと、改変され続けている「歴史の記憶」について

news.yahoo.co.jp すごく誠実な記事だなあ、と思いながら読みました。 たかがゲームの話じゃないか、と感じる人も多いのかもしれませんし、僕も「なんか当時の自分の記憶とは違うことが書いてあるけれど、懐かしいゲームが採りあげられているだけで、ちょっ…

『もののけ姫』も映画館で観てきた話

もののけ姫 [DVD]発売日: 2014/07/16メディア: DVD 柳の下にドジョウが二匹、と思われるかもしれませんが、新型コロナウイルス禍のなかでのスタジオジブリの名作再上映観賞の第二弾として、『もののけ姫』を観てきました。 第一弾『風の谷のナウシカ』はこち…

「隣人訴訟事件」と「誰かを責めずにはいられない人々」

『あぶない法哲学 常識に盾突く思考のレッスン』(住吉雅美著/講談社現代新書)という本で、こんな事例が紹介されていました。 あぶない法哲学 常識に盾突く思考のレッスン (講談社現代新書)作者:住吉雅美発売日: 2020/05/20メディア: Kindle版 1970年代半…

「と学会」と「note」とクリエイターの「老害化」について

kakuyomu.jp anond.hatelabo.jp 僕は「と学会」の本を読んで、『ノストラダムスの大予言』というのは、どうも当たらないというか、けっこういいかげんなものらしい、ということに自信を持てるようになったのです。『水からの伝言』(水に『ありがとう』など…

75年目の「終戦の日」に読んでみてほしい「あの戦争」を知るための12冊の本

いまから5年前、2015年の8月15日に、こんなエントリを書きました。 fujipon.hatenablog.com あれから、5年。 最近は、入院している患者さんもほとんどが昭和以降の生まれになっていますし(僕が仕事を始めた時には、明治生まれの人がけっこういたのです)、…

ブログには、物語にはない、人生の中途半端さが溢れている。

toyokeizai.net インターネットの文章は、この世にインターネットが存在するかぎり、消滅することなく、クラウドの海を漂い続ける……みたいなことを、僕も20年前には考えていたのです。 ブログは僕にとって「長すぎる遺書」みたいなものだと、ずっと思ってき…

あるアニメ映画で、スマートフォンの「画面割れ」が描かれていた理由

このあいだ、家で、『空の青さを知る人よ』という映画のDVDを観ていたのです。 映画館で予告編を観たときには、「また死んだ人が生き返る話かよ」って思っていたのですが、なんとなく観たくなって。 吉岡里穂さんの、キャラクターに沿ってわざとやっているの…

『風の谷のナウシカ』を、はじめて映画館で観た話

風の谷のナウシカ [DVD]発売日: 2014/07/16メディア: DVD 腐海(ふかい)と呼ばれる毒の森とそこに棲む蟲(むし)たちに支配された世界。辺境の王国・風の谷には、自然を愛で、蟲とすら心を通わせる少女ナウシカがいた。腐海を焼き蟲を滅ぼそうとする大国の…

アクセスカウンター