いつか電池がきれるまで

”To write a diary is to die a little.”

2019-01-01から1ヶ月間の記事一覧

ある大型書店のレジで起こった、悲しい出来事

先日、仕事を終えたあと、ショッピングモールに入っている大型書店へ行ったときのこと。 欲しい本を買ってレジで会計をしていたのだが、その途中で店員さんが文庫本を一冊、地面に落としてしまった。 一瞬、気まずい沈黙が流れたあと、彼女は「ブックカバー…

宇多田ヒカル「Hikaru Utada Laughter in the Dark Tour 2018」と嵐の活動休止

www.bs-sptv.com 昨夜、BSスカパー!で、宇多田ヒカルさんの12年ぶりのツアーの最終公演が放送されていた。 宇多田さんのコンサートといえば、もう20年近く前の最初のツアーのときに、奇跡的にチケットを2枚取れたのだが、ちょうどその日が認定医試験と重な…

たぶん、生きていくには「締め切り」が必要なのだ。

この前、映画学校の青年に「クリエイターにとって必要なものは何ですか?」って聞かれて「締め切り」って答えた。愛とか夢とか情熱とか努力とか、はたまた怒りとか、他にも必要なものは色々あるだろうけど、一番必要なものは「締め切り」なんじゃないかと割…

「好きなことを仕事にする」と「できることを仕事にする」

anond.hatelabo.jp これを読んで、兼業作家として単著まであって、担当の編集者までついているのにやめちゃうなんてもったいないなあ、というのと、慢性的な睡眠不足に陥っているにもかかわらず、そんなにお金にもならず、書きたいものも書けないというので…

現代アートは、「どれだけ人を不快にさせるか」を競っているのかもしれない。

現代アートって、「それだけ人を不快にさせるか、『解釈』したい気持ちを掘り起こすかの闘い」なのかな、と僕は思っているのです。 正直、そういう方向性に対しては、「面白い」と感じる部分と、「悪趣味だな」と思うところが半々、なのですけど。 そこで、…

「ブログで人生を変えることは簡単ではないけれど、人生や日常を見る目は、けっこう変わる」(今週のお題「ブログ初心者に贈る言葉」)

今週のお題「ブログ初心者に贈る言葉」 僕の場合は、とにかく書くことが好きで、試行錯誤した結果、たくさんの人に読んでもらえたり、反応があったりすることが刺激的で、の繰り返しでずっとやってきたところがあって(それにプラスして、ほんの少しお金にも…

いつの間にか「カルト」に取り込まれてしまうのを予防するために、読んでみてほしい7冊の本

いま、ネットで「脱社畜サロン」のことが話題になっています。 tyoshiki.hatenadiary.com ちなみに、「脱社畜」という言葉を世に広めたと思われる、『脱社畜ブログ』の方からは、「風評被害に辟易している」という嘆きも聞こえてきています。 dennou-kurage.…

ほんの少しだけ「自由に生きる」ための、ひとり水族館・美術館のすすめ

anond.hatelabo.jp 一緒にいたくない人を、わざわざ水族館に誘うことはないので、憎からず思っているのは確かなのだろうけど、「一人で水族館に行きづらいので、水族館友達として誘っている」という可能性もあるかもしれませんね。 僕自身は水族館も美術館も…

SNSという、「そんな意志も覚悟もない人が、他者を致命的に傷つけてしまう可能性がある道具」

anond.hatelabo.jp b.hatena.ne.jp もしかしたら、これはフィクションなのかもしれない。 それを確かめる手段を僕は持たない。 だが、これに類似したことは、いまの社会のあちこちで起こっている、たぶん。 思ったことをとりとめなく書いてみる。 彼女の死は…

「ナチスと福祉」について

togetter.com こういうやりとりを第三者的にみていると、「文脈」を把握せずに、発言内容の一部だけを切り取って批判されがちなSNSって怖いなあ、と思うんですよ。 文脈を追っていくと、「ナチスは福祉」というのは、アイロニーであって、発言者はナチスやそ…

2019年の個人ブログと「自分にも他人にも期待しないインターネット」の時代

あけましておめでとうございます。 皆様にとって、2019年が良い年になりますよう願っております。 さて、このブログでは、毎年、新年最初のエントリは、「現在のブログ情勢と今年の展望」みたいなことを書いているのです。 fujipon.hatenablog.com fujipon.h…

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