いつか電池がきれるまで

”To write a diary is to die a little.”

2021年衆議院選挙への雑感

www3.nhk.or.jp news.yahoo.co.jp 誰に入れようか……と最後まで悩みつつ投票所へ。誰に……と言っても、今回の選挙、僕が住んでいる地域では「自民党候補か、野党の統一候補か」の選択なのだ。 率直なところ、こうしてネットで発信している人間としては「投票な…

「政治家が日本をダメにした」という共同幻想について

anond.hatelabo.jp 「このままでは衆議院選挙を戦えない」ということで、菅義偉前首相が、自民党の総裁選への出馬をやめたのをみて、僕は「なんのかんの言っても、(国会)議員に『選挙で落ちるかもしれない』と思わせるのは、けっこう効果的なのだな、と感…

「就活女子大生、乳児殺害遺棄」として語られている事件と、「どうしてそんなことをするのか理解できない人々」のこと

www.dailyshincho.jp なんてひどい話だ……と思いつつも、僕はこの人の行動をどう解釈していいのか、わからなかったのです。 法廷では、犯行時の詳細な行動が再現された。北井被告は、トイレットペーパー「3巻分」をちぎって3回、赤ちゃんの口に突っ込み、さら…

2021年「ひとり本屋大賞」発表

www.hontai.or.jp shosetsu-maru.com 「2021年本屋大賞」は、明日、4月14日の14時半にオンラインで発表されます。 いよいよ明日!4月14日(水)本屋大賞の発表です!いったいどの本が大賞受賞となるのかお楽しみに! 14時半から発表会の様子をネット中継いた…

宮田珠己さんのツイートをみて、「好きなことをやって生きる」について僕も考えた。

私は20代の頃、難病(当時/今はいい薬が出た)の治療で毎週3日会社を早退し副作用で高熱が出る注射をのべ100本以上打ちながら、それでも良くならずに時々入院しつつ、将来への道が全然見えなくて焦っていた。誰に会っても顔色が悪いと言われ、あいつは早死にす…

「発達障害向けのオンラインサロン」が、「共感し、助け合える組織」であり続けるのは難しい。

anond.hatelabo.jp nenesan0102.hatenablog.com 僕自身も、ずっと「生きづらさ」を抱えてきましたし、発達障害的なところもあると思っています。それでも、年齢とともに、ようやく世の中に馴染んできた、という感覚も出てきたんですよね。 今くらい、20歳の…

「ホームレス」について、興味本位で書くことと『cakes』『note』の見世物小屋化

cakes.mu この記事が「炎上」しているというか、多くの批判を受けています。 僕も読んでみたのですが、なんとなく「取材」って言葉を使わなければ、もうちょっと風当たりは弱くなったのではないか、と感じました。 たとえば、「ホームレスの人たちと3年間付…

『銀河英雄伝説』と「ポリティカル・コレクトネス」

anond.hatelabo.jp 僕は30年来の『銀英伝』ファンなので、正直、「1987年完結の作品を、いまさら、2020年のポリティカルコレクトネスに合わせて変える必要はないのでは……」とは思うんですよ。料理が苦手なフレデリカさん、というのも、記憶力抜群、士官学校…

『鬼滅の刃』の完結と「終わるべきときに、終われる時代」(『鬼滅の刃』のネタバレなし)

natalie.mu かつて、『北斗の拳』や『ドラゴンボール』などの週刊少年ジャンプを支えたマンガたちが、マンガ家側の意に反して、「人気があるから」という理由で、けっこう強引な形で連載を続けられ、結果的に尻すぼみというか、「読者にも飽きられて連載終了…

「皆がこれ読んでたら読んでたら世の中もっと良くなるのに」と僕が思っている10冊の本

anond.hatelabo.jp b.hatena.ne.jp ブックマークコメントも含めて、参考になるというか、面白いな、と。 で、僕なりの、この「皆がこれ読んでたら読んでたら世の中もっと良くなるのにという本」を紹介してみたいと思います。 いちおう、これまで僕が自分で読…

2019年「ひとり本屋大賞」発表

本屋大賞 www.kinokuniya.co.jp 「2019年本屋大賞」は、明日、4月9日の夜に発表されます。 というわけで、今年も人の迷惑かえりみず、やってきました電線軍団! もとい、「ひとり本屋大賞」!(恒例のオヤジ前フリ) 僕が候補作全10作を読んで、「自分基準」…

「電子書籍への漠然とした不安」について

note.mu 『解体屋ゲン』の電子書籍版って、こんなことになっていたのか……と読んで驚いてしまいました。 いまやマンガにとって、電子書籍というのは「紙の本と並立している主戦場」なのに、これだけ知られているマンガでも、読者に読みやすい状態で届かない状…

没後30年、「漫画の神様」手塚治虫先生に関する証言集

本日、2019年2月9日は、手塚治虫先生の没後30年にあたる日だそうです。 僕にとっての手塚先生は、物心ついたときには、「ちょっと前に活躍していた人気マンガ家」という印象で、作品を読む機会もあまりなかったのですが、小学生の頃、父親が「この本が面白い…

頭がいい、賢い人だからこそ踏んでしまいやすい地雷が、いまの世の中には、たくさん埋められている。

約束された場所で (underground2)作者: 村上春樹出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2001/07/01メディア: 文庫購入: 14人 クリック: 73回この商品を含むブログ (131件) を見る 内容紹介 癒しを求めた彼らはなぜ無差別殺人に行着いたのか?オウム信者へのイン…

「Amazon化していくリアル書店」について

僕はあまり(というか、文字だけの本に比べると)漫画を読まないのですが、最近、ヤマザキマリさんのこの新書を読んで、ヤマザキさんと、とり・みきさんの共著の『プリニウス』を読んでみたくなったのです。 fujipon.hatenadiary.com そこで、地元の紀伊国屋…

新書界の伝統のブランド、岩波新書の「最近読んで面白かった10冊」を選んでみました。

news.yahoo.co.jp 岩波新書、創刊80周年だそうです。 僕が子どもの頃から、新書のなかでも「ブランド」であり、アカデミックな雰囲気を漂わせていた「岩波」。 昔はお堅いイメージがあって敬遠しがちだったのですが、人気作家や芸能人のインタビューや対談を…

「電子書籍版の発売日が、紙の本よりも遅いのが許せない問題」について

togetter.com 僕は漫画はそんなに読まないのですが、紙の本の発売日と電子書籍版の発売日のズレは、たしかに気になるんですよね。 基本的に「電子書籍で買えるものは、電子書籍版を買う」ことにしているのですが、その理由としては、「値段が安いことが多い…

「買った本読んでから次の本買いなよ」という、至極真っ当なご意見に、どう答えればいいのだろうか?

妻に「買った本読んでから次の本買いなよ」と言われたんだけど、この至極真っ当なご意見への対応が非常に困難を極める理由を説明するのがとても難しいのです— どくだみ (@dokudamiY) 2018年6月13日 僕もよく言われます、これ。 本だけじゃなくて、テレビゲー…

「私たちは、複雑さに耐えて生きていかなければならない」

eiga.com 映画『羊と鋼の森』を観て、この記事を思い出したのです。 天皇皇后両陛下も、この映画を鑑賞されていたんですよね。 この記事では、美智子皇后が、原作を読んでおられて、出演者たちと、どこで撮影したのか、とか、美智子さま自身のきょうだいのこ…

「自分の子どもをどうしても愛せない、あるいは、虐待してしまう親は、どうすれば良いのだろうか?」

zuisho.hatenadiary.jp あの事件のことを僕も考えていました。 fujipon.hatenadiary.jp そうなのだ、僕もあのニュースで女の子がノートに書いた言葉を知って、「親も同じ目に遭わせてやればいい」と激高せずにはいられませんでした。 でも、そのあと、また考…

「西村京太郎化する東野圭吾」とか書いてしまったのだけれど、「トラベルミステリー以前」の西村京太郎は凄かったんだよ本当に。

blogos.com BLOGOSさんに転載された際に、「西村京太郎化する東野圭吾の量産」という紹介文がつけられていて、確かに僕もそういうことを文中に書いているんですよね。 おそらく、こういう刺激的な紹介文をつけてくれているからこそ、けっこう読まれたのでは…

ふたりの「山口メンバー」

dot.asahi.com まあなんというか、僕自身も若い頃、飲み過ぎて記憶をなくしてしまい、翌日、二日酔いで起き上がるのもままならない状態で、お世話になった人たちに謝り、「何かヘンなことしてなかった?」と尋ねてまわったこともあるので、偉そうなことは言…

自衛隊の『バグダッド日誌』に便乗して、面白かった「日記本」を10冊紹介します。

www.itmedia.co.jp 自衛隊の『バグダッド日誌』がすごく面白い!と話題になっています。 僕も断片的にですが読んでみました。 うん、これはたしかに、面白い。 こういう「みんなに読まれるつもりではなく、仲間内でニヤリとできるようなことを、リラックスし…

「2018年本屋大賞」は、辻村深月さんの『かがみの孤城』

news.livedoor.com www.youtube.com ノミネート10作品すべての順位はこちらをどうぞ。 本屋大賞 僕のノミネート10作品への感想はこちらです。 fujipon.hatenablog.com 今回の結果は、「うむうむ、満足!」という感じでした。僕としては満足度が高かった。 『…

2018年「ひとり本屋大賞」発表

本屋大賞 「2018年本屋大賞」は、明日、4月10日の夜に発表されます。 というわけで、今年も人の迷惑かえりみず、やってきました電線軍団! もとい、「ひとり本屋大賞」!(恒例のオヤジ前フリ) 僕が候補作全10作を読んで、「自分基準」でランキングするとい…

30年前の僕らは胸を躍らせて「ロードス島戦記リプレイ」なんて読んでいた。

mantan-web.jp 『ロードス島戦記』懐かしいな…… とはいっても、僕の記憶に残っているのは、最初のシリーズのことが主で、上のサイトをみて、「おお!パーンとディードリッド!」と一発回答できるくらいには、まだ覚えているんですよね。年取ると、昔のことは…

「人を殺してはいけない理由」について考えるための8冊の本

anond.hatelabo.jp b.hatena.ne.jp ああ、こういうのって、何年かに一度、ホットエントリに入ってくるんだよなあ、こういう「ネットの日暮巡査」みたいな話って、いくつかありますよね。日暮巡査は、2020年にまた現れるのだろうか? この件に関しては、以前…

「アルコール依存」について、知りたいけれど知るのが怖い人への7冊の本

だいぶ春らしくなってきました。 3月から4月というのは、別れや出会い、環境の変化が多い月でもあり、お酒を飲む機会も多くなりがちです。 先日、エッセイスト・小田嶋隆さんの『上を向いてアルコール 「元アル中」コラムニストの告白』を読んで、「お酒との…

「理系早口喋り」についての一仮説

anond.hatelabo.jp これを読んでいて、つい最近読んだ本に書いてあったことを思い出したので、紹介しておきます。fujipon.hatenadiary.com 2015年の初夏、41歳の若さで脳梗塞を発症したこの本の著者、鈴木大介さん。 闘病のなかで、鈴木さんは、取材してきた…

「かみ合わない善意」だからこそ、いたたまれない気持ちになることもある。

www.keikubi.com この話を読んで、僕もなんだか悲しくなりました。 正直、ものすごく美味しくて感じがよく、流行っている店なら「なんで潰れるんだ!」と思うし、味もサービスもダメなら、「まあしょうがないな」としか感じない。でも、こういう「味はまずま…

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