いつか電池がきれるまで

”To write a diary is to die a little.”

2015-03-01から1ヶ月間の記事一覧

ある同僚が転勤していった日のこと

今週のお題「卒業」 大人になってしまうと、卒業という機会はあまりないのだが(僕も、あと残されているのは、仕事からの「卒業」と人生からの「卒業」くらいかな)、3月31日というのは、転勤前の最後の出勤日になることが多い。 最近は、昔ほど3月31日まで…

『ドラえもん映画』と『ONE PIECE』の「王道」について

昨日、子供たちと『ドラえもん のび太の宇宙英雄記』を観に行ってきました。 人生で最初に映画館で観た映画が、ドラえもん映画の『のび太の恐竜』であった僕としては、ドラえもん映画が35周年で、自分の子供と一緒に観ているというのは、なんだかちょっと不…

さて、あなたならどのカウンセラーを選びますか?

『申し訳ない、御社をつぶしたのは私です。』(カレン・フェラン著/神崎朗子訳・大和書房)という本のなかに、こんな話が出てきます。 <最後のバカげたシナリオ——コンサルタント選び> うちは結婚して10年、小さな子どもがふたりいる。最近、夫とはケンカば…

自分の身に起こったことを必然にできない人

『洋子さんの本棚』(小川洋子・平松洋子著/集英社)という本のなかで、こんなやりとりがありました。 小川洋子:河合隼雄先生とお話しした時にうかがったのですが、病や心の苦しみを抱えてカウンセリングに来る人たちは、自分の身に起こったことを必然にで…

『レッド』から、『約束された場所で』

「これだけは、村上さんに言っておこう」と世間の人々が村上春樹にとりあえずぶっつける330の質問に果たして村上さんはちゃんと答えられるのか?作者: 村上春樹,安西水丸出版社/メーカー: 朝日新聞社発売日: 2006/03メディア: ムック購入: 3人 クリック: 33回…

僕は、卒園式で泣いただろうか。

長男は卒園式のあと、仲良しの女の子とふたりで、幼稚園の教室で泣いていたそうだ。 もう、これで会えなくなるんだね、って。 もちろん、会おうと思えば、会える。たぶん、いつでも。 でも、たぶんこれから二度と会わない人が多いことも、子供たちは、なんと…

「冷たいめだかのスープ」の話

ぐるなびお題「思い出のレストラン」 いまから20年ほど前の話。 僕はまだ大学生でした。 後輩の女の子とご飯を食べに行くことになり、先輩に聞いた、ちょっと洒落たスイス料理の店に出かけたのです。 当時は「チーズフォンデュ」なんて、どんな料理なんだか…

北陸新幹線開業の日に、あえて九州新幹線をアピールしてみる。

今日、2015年3月14日は、北陸新幹線の開業日。 東京から金沢まで、新幹線が通ることになるのです。 とはいっても、九州在住の僕にとっては、ほとんど関係ないというか、これから生きているうちに一度くらい乗る機会があるかどうか、という路線ではありますが…

「行かないで」の記憶

昨日は、東日本大震災から4年目の、3月11日でした。 夜のニュースの特集で、19歳の女性が4年前に体験したことを語っていました。 彼女は津波にしばらく流されたあと、偶然陸に打ち上げられました。 人の声がするので辺りを見回してみると、近くでお母さんが…

「他人が怖い」ということ

先日、車の運転をしていたら、バックミラー越しに、すぐ後ろを走っていた軽トラックを運転していた中年男性が、大きく手招きをしているのが見えました。 「えっ、何? あの人は知り合いじゃないと思うし……別に変な運転もしてないし、接触もしてないはず。何…

ヒロミさんは、三村さんを「生かしたのか殺したのか」

参考リンク:三村マサカズ、ヒロミNGの真相を告白「号泣した」「全部あの人を超える」 | マイナビニュース三村マサカズ、ヒロミNGの真相を告白「号泣した」「全部あの人を超える」 三村マサカズ、ヒロミNGの真相を告白「号泣した」「全部あの人を超える」 | …

川崎で起こったことと、いま、ここで起こっていること

※個人の特定を避けるため、僕が聞いた話に部分的な変更を加えています。 ある医者に聞いた話。 つい先日、病院で当直をしていたら、親に連れられた中学生がやってきたそうだ。 顔じゅうが腫れていて、片方の眼の周りは紫色になり、ものが二重に見えるという…

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