いつか電池がきれるまで

”To write a diary is to die a little.”

社会

「風呂場で涙した66歳男性」と「他人に自分の価値観を押し付けない」ことの難しさ

dot.asahi.com 昨夜、これを読んで、ずっと考えていたのです。 この66歳の男性は、自分の20年後の姿ではなかろうか、でも、僕は自己肯定感が低いので、そんなに自分の価値観を他者に押し付けてはいないはず……とか思っているのは自分だけで、周りからみれば、…

何がめでたいのかよくわからない「令和フィーバー」について

「令和」がはじまった。 とはいえ、僕自身は合間に仕事の日があって大型連休を満喫しているとはいいがたいし、そもそも、元号が替わったからといって、何かが劇的に変わるわけでもないのだ。 しばらく、書類に「平成」と書いてしまってため息をつくくらいの…

いわゆる普通の14歳だわ 女の子のこと 知らなすぎるのあなた

www.huffingtonpost.jp はてなブックマークでは、これは母親の意見だろう、子どもを利用するな!という批判の声がけっこう多いようなのですが、まあ、なんというか、「うんざり」する話だなあ、という感じです。 b.hatena.ne.jp 僕は望月記者が最初に登場し…

「理屈としての正しさ」と「処世術としての正しさ」

togetter.com delete-all.hatenablog.com 僕自身、「何者にもなれなかった」中年男なので、これを読みながら、「自分が言われたら、きっついだろうな……」と思っていたのです。 fujipon.hatenadiary.com でもまあ、「何者にもなれなかった」という言葉を使う…

「ナチスと福祉」について

togetter.com こういうやりとりを第三者的にみていると、「文脈」を把握せずに、発言内容の一部だけを切り取って批判されがちなSNSって怖いなあ、と思うんですよ。 文脈を追っていくと、「ナチスは福祉」というのは、アイロニーであって、発言者はナチスやそ…

「バーチャルアイドル・伊達杏子」を知っていますか?

orangestar.hatenadiary.jp VNI(バーチャルネットアイドル)か…… 僕がネットで日記とか書き始めたころ、『ちゆ12歳』がテキストサイト界に『侍魂』『ろじっくぱらだいす』などとともに君臨していて、『ネットランナー』とかでもよく採り上げられていたのだ…

頭がいい、賢い人だからこそ踏んでしまいやすい地雷が、いまの世の中には、たくさん埋められている。

約束された場所で (underground2)作者: 村上春樹出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2001/07/01メディア: 文庫購入: 14人 クリック: 73回この商品を含むブログ (131件) を見る 内容紹介 癒しを求めた彼らはなぜ無差別殺人に行着いたのか?オウム信者へのイン…

「ブロガー」という業の深い人間のひとりとして、hagexさんの事件に感じていること

昨夜、ワールドカップの日本戦を観ながら、考えていました。 hagexさんは、この試合を観るつもりだったのだろうか。 いつかブログで見たように、生ビールのジョッキをたくさん並べて、中洲の夜を堪能する予定だったのだろうか。 僕はhagexさんに直接の面識は…

「川淵ざまあ!」と言う準備はできていた、のだけれど。

www.nikkansports.com 最初に謝っておきます。僕はサッカー全然詳しくないので、ものすごく的外れなことを書く可能性が高いのですが、やっぱり何か書いておきたくてしょうがないので御容赦ください。 正直、今回のワールドカップは、ハリルホジッチ監督の本…

「私たちは、複雑さに耐えて生きていかなければならない」

eiga.com 映画『羊と鋼の森』を観て、この記事を思い出したのです。 天皇皇后両陛下も、この映画を鑑賞されていたんですよね。 この記事では、美智子皇后が、原作を読んでおられて、出演者たちと、どこで撮影したのか、とか、美智子さま自身のきょうだいのこ…

是枝裕和監督を批判している人たちは、文化庁の助成金を「国家権力からのお恵み」だと思っているのだろうか?

togetter.com 自分が「距離を置く」と言っている対象からお金をもらっている(らしい)、ということに対して、是枝裕和監督を批判する人がいる、ということなのでしょうけど、僕はこういうネットでの反応をみると、なんでみんなこんなに「電通脳」なんだろう…

「自分の子どもをどうしても愛せない、あるいは、虐待してしまう親は、どうすれば良いのだろうか?」

zuisho.hatenadiary.jp あの事件のことを僕も考えていました。 fujipon.hatenadiary.jp そうなのだ、僕もあのニュースで女の子がノートに書いた言葉を知って、「親も同じ目に遭わせてやればいい」と激高せずにはいられませんでした。 でも、そのあと、また考…

「自分をADHDと思いこんでいるただの低スペック人間多すぎでは?」についてのとりとめのない雑感

tyoshiki.hatenadiary.com nyaaat.hatenablog.com 「自分をADHDと思いこんでいるただの低スペック人間多すぎでは?」についてのとりとめのない雑感など。 最近、この本を読んだのですが、著者の借金玉さんはすごく頭が良いというか、言葉で物事を説明するの…

「中高年の承認欲求」と「淡々と記録する快感」と

anond.hatelabo.jp b.hatena.ne.jp 承認欲求って、若い人のものだとばかり思われがちなのですが、自分が年をとっていくと、中高年には中高年なりの承認欲求があるということを実感するのです。 僕なんかもうその典型例で、こうしてあまりお金にもならないブ…

「ある進学校の異常な風習」が終わらない理由

anond.hatelabo.jp 高校普通じゃない伝統行事、というのをみて、恩田陸さんの『夜のピクニック』を思い出したのですが、このエントリを読むと、「一晩歩き続ける」みたいなのは牧歌的なんだな、という気がしてきます。 『フルメタル・ジャケット』に近いよな…

「あなたのためを思って」

fujipon.hatenablog.com www.huffingtonpost.jp goldhead.hatenablog.com www.byosoku100.com 栗城史多さんの客死に対して、ネットでもいろんなことが書かれています。 「彼を応援・支援する人たちがいたから、無謀な冒険を続けてしまい、こんな結果になった…

「山に登る」「山で死ぬ」ということ

news.livedoor.com www.moriyamakenichi.com 「あなたはなぜ山に登るのか?」 「そこに山があるからだ」 登山家・ジョージ・マロリーの、このあまりにも有名な言葉は、誤訳というか、日本語に訳されるときに美しく訳されすぎていて、本来は、「なぜあなたは…

日大アメフト部の「危険タックル行為」を生んだ「保身力」と「不幸な読解力」

www3.nhk.or.jp www3.nhk.or.jp www.asahi.com (この記事に「悪質なタックル」の動画あり) この話に関しては、すっきりしない、というか、やりばのない憤り、みたいなものを感じているのです。 最初にネットでこの話を読んだときには、「試合に勝つために…

「やりたいことを仕事にすれば我慢しなくていい」って言う人たちについて

bunshun.jp 半世紀くらい生きてきてわかったのは、お金をもらえる「仕事」には、2種類しかない、ということです。 ひとつは、みんなができないこと。 もうひとつは、みんながやりたくないこと。 ものすごく大雑把に考えると、この2つしかないのです(みんな…

かわん(id:kawango)さんと、川上量生さんのこと

kawango.hatenablog.com ネットのなかで「半匿名」でいたいという気持ちは僕にもわかるような気がします。 ネットのおかげで発言ができるようになった人というのは、まさに僕のことではないか、とも。 個人的に、ネットには恩を感じているし、なるべく居心地…

ふたりの「山口メンバー」

dot.asahi.com まあなんというか、僕自身も若い頃、飲み過ぎて記憶をなくしてしまい、翌日、二日酔いで起き上がるのもままならない状態で、お世話になった人たちに謝り、「何かヘンなことしてなかった?」と尋ねてまわったこともあるので、偉そうなことは言…

「生存者バイアス」と「知ってるつもりバイアス」

hagex.hatenadiary.jp これを読んで、僕にもモヤモヤが伝染してしまったのです。 新潟県知事の件、林真理子先生のこれに大賛成。"「名門女子大生」という社会的に甘やかされる場所から、適当に売春をし、相手が誰かとわかったとたん、週刊誌にタレ込む。こう…

KaoRiさんとアラーキーと「聖人ではない巨匠たち」の話

町山智浩さんの『激震! セクハラ帝国アメリカ 言霊USA2018 USA語録』という本のまえがきで、セクハラを告発する#MeToo運動についての話が書かれていました。 激震! セクハラ帝国アメリカ 言霊USA2018 USA語録 (文春e-book)作者: 町山智浩出版社/メーカー: …

僕は「仕事が好きになれない」という新人たちに言葉を贈りたい。

www.pasonacareer.jp ああ、いいことが書いてあるなあ、と思いながら読みました。 僕自身は、ずっと仕事が嫌いだったんだけれど、自分が働くことが嫌いだと認めたくなくて、なんとか踏ん張ってきたような気がします。 あらためて考えてみると、深刻な病気の…

「今日がいまの職場での最後の出勤」という人が大勢いる日に、「やりがいと報酬」について考えた。

2018年3月30日、金曜日。 今日がいまの職場での最後の出勤、という人も多いのではないでしょうか。 この時期になると、僕は毎年、この話を思い出します。 fujipon.hatenablog.com ずっと、良くも悪くも目立つことのない仕事っぷりの僕にとっては、羨ましい、…

「人を殺してはいけない理由」について考えるための8冊の本

anond.hatelabo.jp b.hatena.ne.jp ああ、こういうのって、何年かに一度、ホットエントリに入ってくるんだよなあ、こういう「ネットの日暮巡査」みたいな話って、いくつかありますよね。日暮巡査は、2020年にまた現れるのだろうか? この件に関しては、以前…

タッチパネルとペッパー君と「かわいそうな営業マン」

news.infoseek.co.jp anond.hatelabo.jp 世の中には「タッチパネルが不要」とか「苦手」、あるいは「ああいいものは、人と人とのコミュニケーションを減らしていく『害悪』だ」と考えている人が少なからずいるんですね…… もちろん、それもTPOによるものでし…

「アルコール依存」について、知りたいけれど知るのが怖い人への7冊の本

だいぶ春らしくなってきました。 3月から4月というのは、別れや出会い、環境の変化が多い月でもあり、お酒を飲む機会も多くなりがちです。 先日、エッセイスト・小田嶋隆さんの『上を向いてアルコール 「元アル中」コラムニストの告白』を読んで、「お酒との…

朝日新聞デジタルが、「粗悪なネットウォッチャー」と化した日

www.asahi.com b.hatena.ne.jp 僕はそれなりにネット歴が長いので、ネットバトル的なものも経験してきています。 『はてな』の世界では、「お前、俺を批判する記事をブックマークしただろ!」と怒鳴り込んでくる人もいたし、ブックマークコメントにデマを撒…

「理系早口喋り」についての一仮説

anond.hatelabo.jp これを読んでいて、つい最近読んだ本に書いてあったことを思い出したので、紹介しておきます。fujipon.hatenadiary.com 2015年の初夏、41歳の若さで脳梗塞を発症したこの本の著者、鈴木大介さん。 闘病のなかで、鈴木さんは、取材してきた…

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