いつか電池がきれるまで

”To write a diary is to die a little.”

映画

是枝裕和監督を批判している人たちは、文化庁の助成金を「国家権力からのお恵み」だと思っているのだろうか?

togetter.com 自分が「距離を置く」と言っている対象からお金をもらっている(らしい)、ということに対して、是枝裕和監督を批判する人がいる、ということなのでしょうけど、僕はこういうネットでの反応をみると、なんでみんなこんなに「電通脳」なんだろう…

映画館の「自由席」との再会

fujipon.hatenadiary.com 先日、この映画を観るために、車で1時間くらいかけて映画館に出かけたのです。 リドリー・スコット監督の作品だし、予告編もけっこう流れていたので、僕が普段行くシネコンでも当然上映されるだろう、と思いきや、車で30分から1時間…

高畑勲監督のこと

www3.nhk.or.jp ある時期まで、僕にとっての高畑勲監督は、「ジブリの二枚看板のうち、そんなにヒットしない、説教くさい映画をつくっているほうの人」でした。 本当に失礼な話ではあるのですが…… でも、高畑監督のさまざまなエピソードやアニメーションとい…

僕が映画館で観た「15分で席を蹴飛ばして帰りたくなったクソ映画」たち

anond.hatelabo.jp うむ、気持ちはわかる。 僕はもともと、「いろんなことに首を突っ込んでオタクぶっているけれど、広く浅くで、『これに関する知識は負けない』っていうジャンルがない」という、「私ってサブカル大好きで、みんなに変わってるって言われる…

「ビートたけしに独立された男」の話

headlines.yahoo.co.jp たけしさんの独立に関しては、「自分の会社」のはずの『オフィス北野』から独立って、どういうこと?と僕も思ったのです。 たけしさんの71際という年齢のこともあるし、いまの大所帯の屋台骨を背負っている状況もきつくなってきたので…

「理系早口喋り」についての一仮説

anond.hatelabo.jp これを読んでいて、つい最近読んだ本に書いてあったことを思い出したので、紹介しておきます。fujipon.hatenadiary.com 2015年の初夏、41歳の若さで脳梗塞を発症したこの本の著者、鈴木大介さん。 闘病のなかで、鈴木さんは、取材してきた…

「かみ合わない善意」だからこそ、いたたまれない気持ちになることもある。

www.keikubi.com この話を読んで、僕もなんだか悲しくなりました。 正直、ものすごく美味しくて感じがよく、流行っている店なら「なんで潰れるんだ!」と思うし、味もサービスもダメなら、「まあしょうがないな」としか感じない。でも、こういう「味はまずま…

観てよかった、と思っている「漫画・アニメ原作の実写邦画10作品」

anond.hatelabo.jp anond.hatelabo.jp 「漫画・アニメ原作実写邦画」に関しては、「地雷」という評価をされることが多い印象があるんですよね。 その一方で、冒頭ふたつめのエントリで紹介されているように、けっこうヒットしている作品が多いのも確かです。…

『ブレードランナー』(1982年)をはじめて観て、「歴史に残る名作」を、それが歴史になってから体験することの難しさを痛感した。

ブレードランナー ファイナル・カット [Blu-ray]出版社/メーカー: ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント発売日: 2017/09/20メディア: Blu-rayこの商品を含むブログ (2件) を見る 内容(「キネマ旬報社」データベースより) リドリー・スコット監…

「レンタルDVDで、一本の映画を何日かに分けて少しずつ観る」のは「おかしい」ですか?

anond.hatelabo.jp これと似たようなことを僕もやっているなあ、と思いながら読みました。 僕の場合は、2時間の映画のDVDだったら、1日1時間で2日間に分けて、ということが多いです。ただ、それ以上細かく「分ける」ことは無いかな。 正直、平日の夜に2時間…

佐村河内守さんの「真実」という迷宮を記録した、森達也監督のドキュメンタリー『FAKE』

森達也さんの15年ぶりの監督作、ドキュメンタリー映画『FAKE』をDVDで観ました。 この作品、昨年、2016年の夏に公開されて、かなり話題になったのですが、近くに上映館がなくて観に行けず、今回、DVD化されて、ようやく観ることができたのです。 FAKE ディレ…

「どんなに面白い映画でも時計が気になる」私たちについて

最近、映画の観かた、についての興味深い文章を立て続けに読みました。 anond.hatelabo.jp anond.hatelabo.jp そういえば、先日(2017年1月11日)の『怒り新党』で、23歳女性からの「どんなに面白い映画でも時計が気になる私」という「国民の声」が紹介され…

映画やテレビゲームで、有名な俳優やタレントが「声をあてる」ことについて

ゲーム、映画で俳優に声を当てさせるのはやめろォ!ヤメロォ!:ゲーム・映画を盛り上げ隊 - ブロマガ こういう話は、以前からずっと繰り返されていて、僕としては、成功例と失敗例と両方あるからなんともいえないが、基本的には声優さんのほうが作品としては…

『君の名は。』に「感動」はしないけど、「感心」してしまう40代男性の話

ecochiko2.hatenablog.com ああ、なんかわかるなこれ。 というか、僕は最近(というか、ずっと)やさぐれた人生をおくっているので、純愛ドラマを観ても、「どうせこいつらも一緒に生活するようになったら、便座の蓋が上がってた!」とかで毎日喧嘩して日常…

「暗黙のゾーニング」が失われた世界における『青春100キロ』という映画について

kai-you.netzuisho.hatenadiary.jp 僕は「中出し」とか「孕ませ」とかについては、全く好感を抱いていないというか、病気とか妊娠とかのリスクを考えると、基本的には「子どもができても良い相手」以外とそういうのはやらないほうが精神的にラクだな、とか考…

ある「産休」と大島渚監督の言葉

colopon.hateblo.jp 僕は周りで見ていた経験しかないので実際のところはよくわからないのだけれど、妊娠中のつわりの時期って、かなりキツいのだろうな、ということは感じていました。 うちの場合は、共働きでしたが、妻が仕事をやめてもしばらくは食べては…

ゴダールの15分間、森博嗣先生の3冊

http://www.hikikomotrip.com/entry/cinema-kouseiwww.hikikomotrip.comanond.hatelabo.jpazanaerunawano5to4.hatenablog.com 僕自身、映画に関しては、DVDも含めて、年間100本も観ていないくらいなので、年末に「今年観た映画のなかでのランキング」とかや…

『スター・ウォーズ』を目指したテレビゲームたち

今日、2015年12月18日は、全世界待望の『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の公開日です。 これを書いている今、まさに映画館の前でワクワクしている人たちが、たくさんいるのだろうなあ。 せっかくなので、個人的な『スター・ウォーズ』の思い出を書こう…

なぜ、泡沫候補と呼ばれても、彼らは立候補しつづけるのか?

映画「立候補」 [DVD]出版社/メーカー: 日活発売日: 2014/06/03メディア: DVDこの商品を含むブログ (4件) を見る 【ストーリー】 2011年11月。橋下徹が仕掛けた40年ぶりの大阪府知事市長W選挙。大阪は橋下維新か?反橋下か?まっ二つに割れ、 沸いていた。そこ…

松山ケンイチさんから勝手に学んだ仕事術

nlab.itmedia.co.jp えっ、あの『珍遊記』が映画化、しかも実写? それ、エイプリルフールネタとかじゃなくて? 主演は松山ケンイチ? ああ、それはなんか納得。 というかもう、松山ケンイチさんって、最近のテレビドラマで、「あまりに個性が強すぎて、役者…

『食人族』と『カランバ』を覚えていますか?

togetter.com 「『食人族!』懐かしいな」と思わず見入ってしまったこのニュース。 内容は、35周年記念のBrue-rayが発売中止になり、その理由が「劇中で本当に動物を殺しているから」だ、との噂が流れている、ということでした。 いやまあ、動物虐待よくない…

はじめての『マッドマックス』(旧作『1』『2』『サンダードーム』のちょっとした感想)

新作、『怒りのデス・ロード』が話題になっているということで、その予習のために、観てみました昔の『マッドマックス1・2・3(サンダードーム)』。 いやあ、こういう90分〜100分くらいの映画って、家で観るにはちょっとありがたい。 120分オーバーだと…

『ドラえもん映画』と『ONE PIECE』の「王道」について

昨日、子供たちと『ドラえもん のび太の宇宙英雄記』を観に行ってきました。 人生で最初に映画館で観た映画が、ドラえもん映画の『のび太の恐竜』であった僕としては、ドラえもん映画が35周年で、自分の子供と一緒に観ているというのは、なんだかちょっと不…

僕にとっての「ふつうに良かった映画」を、今の気分で10作挙げてみます。

トピック「ふつうに良かった映画」について このお題をみながら、ある女の子のことを思いだしていたのです。 彼女は、あまり感情を出さない人で、面白い本、おいしい食べ物、キツそうな状況、そのすべてに対して、「ふつうです」と答えていました。 当時の僕…

もし、『南極物語』と同じことが2014年に起こったら。

亡くなられた高倉健さん追悼企画でTV放映されていた、映画『南極物語』を観た。 この映画、ヴァンゲリスのテーマ曲はすごく記憶に残っているのだけれども、観るたびに、最後のタロ・ジロとの再会シーンが、案外あっさりしているなあ、と思う。 1983年の映画…

高倉健さんの訃報を聞いた夜に

高倉健さんの訃報を聞いた夜に。 僕は任侠ものって苦手なので、健さんのイメージといえば、「不器用ですから……」と、映画『八甲田山』、そして『鉄道員』で、寡黙な駅員として笛を吹いている姿くらいだったのです。 正直、なんでみんな、「高倉健」という俳…

『アニメーションは七色の夢を見る~宮崎吾朗と米林宏昌』の感想

参考リンク(1):『アニメーションは七色の夢を見る~宮崎吾朗と米林宏昌』(NHK) 昨夜(2014年8月8日)、この番組を観ました。 『思い出のマーニー』と『山賊の娘ローニャ』の宣伝、というのもあるのでしょうけど、最近は「ジブリが生み出す作品」とともに…

『アナと雪の女王』は、「ありのまま」の敗北の映画だしね。

参考リンク:自分の話をするばかりで関係性の構築を拒否する人 - ←ズイショ→ これを読んで、以前、松たか子さんが、以前あるラジオ番組で、「自然体」と周囲から言われることについて話していたことを思い出しました。 「周りからは自然体といわれることもあ…

秋の夜長は『横道世之介』とか観てみるのも、良いんじゃないかと思って。

横道世之介 [DVD]出版社/メーカー: バンダイビジュアル発売日: 2013/08/07メディア: DVDこの商品を含むブログ (6件) を見る ◎内容◎ 長崎県の港町で生まれた横道世之介(よこみちよのすけ)は、大学進学のために状況したばかりの18歳。 嫌味のない図々しさを持…

今からでもTSUTAYAで借りられる、あまりにもベタな「本当に面白い映画」5選

もう、タイトル通りの内容です。 秋の夜長の連休。とくに出かける用事もないので、DVDでも借りてくるか、という皆様に、あえて「ベタすぎてもう誰も紹介しないけれど、(僕にとって)本当に面白い映画」を5つ御紹介したく存じます。 (1)タイタニック (期…

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