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中川翔子さんも大変だなあ、というのと、インフルエンサーとして生きていくというのは、いろんな感情をぶつけられるリスクを伴っているのだよなあ、というのと。
僕自身は、中川さんが入手したSwitch2が転売品かどうかはどうでもよくて、というか、中川さんに対してもとくに思い入れも恨みもありません。
中川さんくらいの有名人であれば、Switch2も本人が「ニンテンドーストアで当選する」ことにこだわらなければ、量販店などの抽選に応募しまくればどこかで当たる可能性は高そうだし、ファンや関係者から「複数当選したので、定価で譲りましょうか?」と言われても全然おかしくはありません。
声優の中村悠一さんのときも、落選ネタで「中村組」なんてSNSで盛り上がっていたのに、(たぶん)マイニンテンドーストア以外で当選したとたんに、どう接していいのか、SNSではみんな困っているようにもみえました。
正直、中村さんが別ルート(Amazon?)から入手したことに、ちょっと白けたのは事実ですが、1人のゲーマーとしては「SNSで話題になるからと当選率の低さを承知で『マイニンテンドーストア』での抽選だけに応募しつづける」よりも、「使える手段や伝手は利用して、Switch2早期購入を目指す」というのは正しい姿勢ではありますよね。
SNSなどで「Switch2購入情報」を追っていると、これまでの抽選で、いちばん数が多いとされている「マリオカートワールドセット」は、マイニンテンドーストアで10~20%くらいの当選率で、これまで4回の抽選。『ヨドバシカメラ』では20%前後、ゲオ、トイザらスも同じくらいの確率で、楽天ブックスやビックカメラ、ジョーシンなども条件を満たさなければ応募できないものの、10%くらいの当選率はありそうです。
20%の当選率というのが正しければ、この比較的当選率が高いところで5回抽選に参加すれば、だいたい65%、3人に2人くらいは当選できる確率です。
マイニンテンドーストアでの当選にこだわらず、日頃からヨドバシカメラやビックカメラ、ゲオなどをある程度利用している電化製品・ゲーム好き勢は、「試行回数をある程度増やすことによって、かなり高確率で発売日まで、あるいは現在までにSwitch2を入手することができた」のではないか、と推測しています。
僕は新規公開株(IPO)に応募するようになって実感したのですが、当選率が低い(そんなに高くはない)抽選で当選するための、最大の攻略法は、なるべく当選しやすいところで、手数を増やす(抽選をしてもらえる回数を増やす)ことなんですよね。
そのために、さまざまな証券会社に口座をつくって少し取引をしたり、マメに応募したりしています。
それでも、なかなか当たるものではないのですが。
実際は、そういう「抽選の回数を増やす」というのは、僕のような「非コミュ勢」にとっての最良の手段でしかなくて、もっとお金を持っていて、証券会社の担当者がついていて、ふだんからやりとりしている人は「裁量枠」として、新規公開株を証券会社から優先的に割り当ててもらえます。
Switch2にしても、任天堂は直接関係者にプレゼントするのは厳禁しているようですが(株主総会で偉い人も「私も当たっていない」と仰っていたそうですし)、複数当選した知人から定価で譲ってもらう、というのは、「人脈」がある人にとっては、そんなに難しいことではないはず。
僕はネットとかで「落選続きで入手できない」と嘆いている有名人やYouTuber、インフルエンサーのなかには「自分の立場では、Switch2の抽選に落選し続けているほうが、メリットが大きい」と判断している人が多いのではないか、と感じています。
当選者の『マリオカートワールド』配信よりも、『ホロライブ落選マリオカート』のほうが面白い。
「当選」しても当たらない人から恨まれるだけだし、「落選しつづける」ほうがネタとしては「おいしい」状態になってしまっている。
マイニンテンドーストアだけではなくて、大手家電量販店やAmazon、ゲオや楽天ブックス、トイザらスなどで買えた人も増えてきています。
任天堂だって、オンラインでの直販のほうが利益は大きいかもしれないけれど、これまで長い付き合いのある小売店をいきなり切り捨てるわけにはいかないはずです。
何より、これからのゲーム界を支える子どもたちは、まだ、直接オンラインでクレジットカード払いをすることができない(まあ、実質的には親や身内がやっているのですが)。
あまりネットショッピングをやらなかったり、家電量販店に行かないような家庭や、「いろんなところでSwitch2の抽選が行われているという情報を知らない、あるいは、知っていても応募条件を満たせない」というような人が、マイニンテンドーストアでの落選続きを嘆くのは当たり前だとは思う。
僕だって、自分がヨドバシで当選するまでは、当選自慢していた人たちをXで片っ端からブロックしていましたし。
こんなことも書いているのも、自分がいまは「持っている側」になったからだというのも承知しています。
でも、PS5が発売されたときの「そもそも、どこでいつ販売されているのかさえよくわからない、姿も形も見えない」という状況に比べたら、今回のSwitch2の販売経路は、かなり「見える化」されている。
とはいえ、「見える」からこそ、「自分が当たらないことが可視化されている」という面もあります。
「あんまり興味ないけど、お祭り気分を味わいたくて応募した」なんて人が「当選」で、「任天堂のゲームを30年遊び続けてオンラインプレイ1000時間」の自分が「落選」だったら、理不尽だと嘆きたくなりますよねそれは。
そして、「純粋に運不運の問題」であれば、諦めもつきやすいのかもしれないけれど、今回のSwitch2は、各ショップでの抽選の状況を入手し、抽選参加条件を満たす時点で「格差」が生まれてしまった。
マイニンテンドーストアは、ある程度Switchで遊んでいて、オンラインに入っている人にとっては「厳正な抽選」ではあったし、Amazonは例のごとく「誰でも参加できるけれど、いつ自分の順番が来るのか見当もつかない。買えるときには市場に製品が普通に流通している」という状況になりそうです。
しかしながら、ヨドバシやビックカメラ、トイザらスなどの〇〇円以上の購入履歴(店によってはカード加入者優遇)などの条件に関しては、普段から利用している人にはそれほどではないけれど、縁がない人には高いハードルになっており、応募資格の有無の時点で「公平」とはいえません。そもそも、店側だって「なるべく『お得意様』に売りたい」でしょうし。
「建前」のマイニンテンドーストアと「本音」のヨドバシ、ビック、ジョーシンが並立して同じものを売っている。
中川さんであれば、「わざわざ転売屋から買う必要もない」と思うので、「転売からの購入説」には疑問を持っていますし(動画の関係者が転売品を提供して「開封動画」にした、という可能性はありそうですが)、仮にもし転売品だったとしても、そこまで責められる問題なのだろうか?
少なくとも中川さんは転売を正当化しているわけではありません。
それなら「転売の何が悪いの?」と公言している堀江貴文さんのほうが責められそうなものだけれど、いかにもそういうことを言いそうな人、とか、攻撃しても効かなさそうな人は、放置されがちです。
堀江さんは、むしろ炎上して話題になってほしそうにも見えますが。
ネット警察は、ダメージを受けているのがわかりやすい人を見せしめに選ぶ。
マイニンテンドーストアの抽選も、最初は抽選そのものがお祭りだったけれど、発売日が過ぎ、手練手管を尽くして手に入れた人が増え、それでも自分は落選続きでキツさを感じている人が多くなってきた印象です。
任天堂の転売対策を支持していた人の中にも、いっそのこと転売でも……今は転売品もそんなに高くないし……と棄教を考える人が出てきました。
僕はもう50過ぎの男なので、正直、思うんですよ。人生でゲームを楽しめる残り時間を思えば、何万円かの違いくらいなら、転売品でもなんでもさっさと欲しいものを手に入れて、少しでも長く遊んだほうが得なのではないか、と。
政治で「自国ファースト」が叫ばれる時代に、新しいゲーム機購入の「自分ファースト」は悪なのか?
もちろんそれは僕自身の都合を優先して、社会全体に転売ヤーを蔓延させる「公共への裏切り」ではあるのかもしれません。
極論ですが、癌で余命3か月の身内がいて、生きているうちにSwitch2で遊びたいと望んでいたら、転売品でもなんでも、買いませんか?明確な犯罪行為以外なら僕はやります。
(ちなみにうちにあるのはヨドバシが当選させてくれたもので、転売品ではありません。こんなの書くのもバカバカしいけど)
中川さんはいま40歳で妊娠中ということなので、出産、育児となれば、しばらくは「ゲームをやる余裕もない」日々が続くと思います。40くらいからの育児は体力的にもきつい。いまのうちにSwitch2をやっておきたいのもわかる。
と、理解がありそうなことを書いてきましたが、SNSが「好き」や「ハッピー」だけで満たされるわけないだろ、とも思っています。
あなたは贔屓チームの勝ちで有頂天になっているけれど、負かしたのは僕が応援しているチーム。あなたが高配当の馬券を見せびらかしているのをみて、本命馬券で外れた僕はムカつく。
「当選報告者ブロック活動」をしてきて、Switch2の当選自慢ポストをする人は、落選自虐ポストをする人よりも平均フォロワーが少ない、他者の目を意識していないから、と僕は感じています(それがフォロワーが少ない原因なのか、少ないからそんなポストができるのかはわかりませんが)
妬み嫉みは美しくない、正しくもない
でも、嫉妬するものはするんだよ……
他人のことなんか気にするな、って、気になるからSNSとかやっているんだ。
こうして、政治的に正しい、あるいは宣伝か炎上上等のポストだけが投稿されるようになっていく。
いや、すでにそうなっている。
僕は自分がSNSで誹謗中傷されるのは大嫌いですが、みんなが綺麗事ばかり並べるSNSはつまらないだろうな、とも想像してしまいます。
誰も本当のことをネットでは言わない時代だ。
なんか周りの人には言えないことを、ネットで「告白」している人が多かった時代が、ちょっと懐かしい。
蛇足ですが、Switch2の使用感としては、ネットで見かけた「スマホの機種変更みたい」というのが腑に落ちました。
いろんな処理のストレスが軽減され、グラフィックが綺麗になった。ボタンを押したときの感触や操作感も気持ち良い。
ただし、「改良」だけど、「革命」ではない。新しいハードには、新しい遊びが生まれそうな驚きは今のところありません。
買えた時点で、もう満足していて、ときどき『マリオカートワールド』に触り、週末に『シャインポスト』(面白いけど難しい)で遊ぶくらいです。
これから『スプラトゥーン』とか『ポケモン』の新作が出ることを考えると、買えるタイミングがあったら、買っておいたほうがいいのだろうけど。
今回の炎上騒動をみていて感じるのは、Switch2の「抽選戦略」に対するユーザーの気持ちの「潮目」が変わったのではないか、ということなんですよ。
これまでは「抽選もまた祭り」だという余裕がある人が多かったけれど、これだけ「落選」を食らい続けると、「不運」以上の何かを感じてしまう。
「持っている人たち」は、いろんなルートから、かなりの高確率でSwitch2を入手しているのに、任天堂は、自分には「落選メール」を定期的に送ってくるだけで、先が見えない。
「自分だけが当たらない(ように感じている)ストレス」が、中川さんに向かっているようにも見えます。
そんなのはダメ、なんだけど、それはわかっているんだけれど、何かにぶつけたくなる衝動も、想像はできる。
ユーザー側も、きちんと情報を集めて、片っ端から応募しまくれば、いまからなら近いうちに入手できそうなんですけどね。
「ガチ勢」は、すでにかなりの人数が買えて、抽選から「卒業」しているから。
本当に全力を尽くして買おうとすれば、なんとかなるはず、「この世の不利益はすべて当人の能力不足(『東京喰種』)」とか、ゲーム機の抽選で突き付けられたらそりゃウンザリもするけどさ。『東京喰種』って、新自由主義の話だったのか、とか今ふと思いました。
こうして「炎上」することもまた、「コンテンツ」として成立するのでしょうね。
「炎上」することも、難しい時代になっているし。








