今週のお題「ゲームの思い出」
1983年7月15日に「ファミリーコンピュータ」が発売されてから、35年。
物心ついた時期に『ゲームウォッチ』が大流行し、カセットビジョンの『ギャラクシアン』『きこりの与作』を横目でみながら、ぴゅう太の『スクランブル』に憧れ、Apple2の『ミステリーハウス』や『タイムゾーン』にいつかたどり着くのが夢だった僕も、すっかり老眼と残尿感に悩まされるオッサンになってしまいました。ちょうどテレビゲームの歴史とともに年を重ねてきた世代、ともいえるのでしょう。
「ゲームの思い出」を語り始めるとキリがないのですが、これまで、いろんなところで書いてきた、ゲームに関するエントリのなかで、思い入れが深いものを10個、挙げてみます。
『ザ・スクリーマー』とか『ラプラスの魔』って、いまのハード性能でつくれば、きっと、当時やりたかったことができるのではないか、と思うのですけど、どこかリメイクしてくれないかなあ。
「ファミコン30周年」のときに書いたものです。もう5年前になるのか……
しかし、我ながらベタなチョイスだな……
すぎやまこういち先生は、FFの植松さんの「3音だけってのは、やりにくいですよね」という問いに、
音楽なんて2音で充分。ドラクエは2音で作ってるよ。残りの1音は効果音に使ってる。
と答えられたそうです。
ファミコンのゲーム文化っていうのは「名作ゲームの歴史」であるのと同時に「ゲームに対する情報が入り乱れていたがために、『クソゲー』がミリオンセラーになってしまっていた時代」でもあったのです。
『たけしの挑戦状』『燃えろ!プロ野球』あたりは、いまでも語られる機会は多いのですけど。
ファミコンというのは、多くの人の「ヒマだと感じる時間を消してしまった、あるいは、限りなくゼロに近づけてしまった」のではないかと思う。
もちろんそれはファミコンだけじゃなくて、あの時代に、そういう「みんなにヒマであることを感じさせない、24時間営業の、眠らないツール」が多量に出現してきたのだ。
これだけ、検索すればすぐに答えが得られる時代に「謎解き」をつくるというのは、かなり難しいのではないか、と思うんですよね。
『シュタインズ・ゲート』とか、「これ自力で解ける?」あるいは「解こうと思う?」って言いたくなるものなあ。
名久井さんの『タクティクスオウガ』の話には「あなたは僕ですか……」と思わずにはいられませんでした。
もし過去に戻れても、僕にはあまり意味がないのかもしれません。
『俺の屍を越えてゆけ2』は、ちょっと残念な感じではあったのですが(それでもいちおうクリアしました)、『1』は、僕の人生のなかでも忘れられないゲームのひとつです。
TRPG(テーブルトークRPG)の文化は廃れてしまったようにみえるけれど、実質的には『ロードス島戦記』からはじまった「リプレイを見せる」という行為は、いまのネットでの「ゲーム実況」にまで繋がっていて、「自分がプレイしなくても、見ている(読んでいる)だけで楽しい」という「観客としてのゲーム体験」は、どんどん広がってきているのです。
『ゲーメスト』といえば、「伝説の誤植」の数々!
このコラムの「石井ぜんじを右に!」という名称は、「ゲーメスト」の有名な誤植「インド人を右に」というところからきている。これはもともと「ハンドルを右に」と表記すべきところが、なぜか「インド人を右に」となってしまった。
これ、知っているはずなのに、やっぱり笑ってしまいました。
石井さんは「ミスを売りにするのは不本意なんだけど、まあ、それで記憶に残るのなら、エンターテインメントとしてはアリなのかな」と振り返っておられます。
僕などは、最近のゲームには適応できていなくて、ゲームの話については、われながら「老害」っぽいな、と自覚してはいるのですが、それでも、ゲームで遊ぶのも、ゲームの話をするのも、いまだに大好きなんですよ。もう、ここまで来たら、死ぬまでやっていると思います。
僕が死んだら、『パックマン』がやられたときの音楽を流して「GAME OVER」って表示してほしい。
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