告知というか宣伝:『Dybe!』さまに書かせていただきました。
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以下が今回のエントリです。
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衛生上、食中毒のリスクが高いので提供する側もされる側も注意すべき話だと思います。
それにしても、なんでこんなに「生っぽい肉」が珍重されるようになっているのだろうか。
僕は肉は大好きだし、ステーキやレアっぽいハンバーグを食べることもよくありますが、黒焦げはさすがにダメだとしても、表面はしっかり焼けていて、中も温かくて少し色が変わっているくらいの焼き加減が好きです。
もちろん、それが万人にあてはまるとは思えないのだけれど、最近は「標準」が、あまりにも生肉寄りになりすぎているような気がするんですよ。
それはたぶん、「いきなりステーキ」で、「分厚いステーキをレアで!」とアピールしていることも影響しているのだと思います。
僕にとっては、あのレアは、あまりにも生々しすぎるので、いつも「レアをおすすめてしているんですが……」を遮るように、「ミディアムで!」と返事しています。
もともと、人類にとって、生肉はちょっと食べにくかったからこそ、「焼く」「煮る」「干す」というような調理法が生まれてきたわけですし、どんどん「生に近い」ことが持てはやされていくことに、違和感を禁じ得ません。
人それぞれ、っていうのはもちろんあるのだろうけど、「レアをおすすめしています」と言われて、「じゃあレアで」って答えている人って、けっこう多いのではなかろうか。人間って、けっこうデフォルトに流されやすい傾向があるから。
いきなりステーキの「レアがおすすめ」っていうのは、「そのほうが提供までの時間が短くなって、客回転率をあげられるから」だと僕は邪推しているのです。
ところが、客側は「それが美味しい食べ方なんだ」と刷り込まれ、しだいに慣れてきているのです。
本当はもっと焼いてほしいんだけど、と内心思いつつ。
それとも、日本人の平均的な好みが、どんどん「レア寄り」になってきているのだろうか。
「この肉汁が……」って言われても、ちゃんと焼いてある中に閉じ込められた肉汁と、ナマっぽい肉から出てくる汁は別物だと思うのだけど。
みんな、本当に「レア」が一番おいしいと思っているの?
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