参考リンク（１）：無言ブクマ、デフォルトアイコンが多いとブクマスパムと疑われる事例について - はてブのまとめ
僕は最近どうも「はてなブックマークを重く考えすぎている人がいる」ような気がするんですよ。
その人たちは、自分の解釈を「常識」だと疑わない。
参考リンク（２）：はてなブックマークとは(はてなブックマークのヘルプ)
「公式」には、
より具体的には、はてなブックマークは以下のように利用することができます。
◾ウェブがあればいつでもアクセスできる、個人用のオンラインブックマークツールとして利用できます。
◾ブックマークを公開できるので、はてなブックマークのユーザー同士で話題/感想を共有するコミュニティとして利用できます。
◾旬なニュース、面白いネタ、役に立つ情報を見つけるためのメディア、情報源として利用できます。
というような具体例が挙げられていますが、どれが正しいとか「こうしてください」みたいなことは書いてありません。
僕は『はてなブックマーク』がはじまった時期から、ずっと利用しているのですが、ほとんどは「無言ブクマ」なんですよね。
それは、あくまでも「個人用のブックマークツール」としての役割を第一に考えているからです。
もちろん、公開なので「他人にブックマークしていることを知られたくないもの」はブックマークしませんが。
そして、いまはtwitterと連携しているので、「自分の備忘録＋他の人にも紹介したいもの」をブックマークすることもあります。
ブックマークと同時にツイートできるというのは、けっこう便利なので。
ただし、そういうふうに「紹介」するものについては、僕なりの「除外基準」を設けています。
嘘やヘイトスピーチを拡散することに手を貸したくはないので。
それでも、嘘や虚偽情報、思い込みを拡散してしまったこともあります。
僕は「はてなブックマーク」を原則的には「本につける付箋」みたいなものだと考えていて、「ちょっと引っかかったところ（それは、良くも悪くも、です）にベタベタと貼っておく」のです。
付箋に感想とか書いていく人もいるでしょうけど、とりあえず印をつけておいて、後で考える、という人もいるはず。
「無言ブックマークは、そのエントリへの賛意をあらわしている」
「ブックマークが集まると『ホットエントリ』になって、多くの人に触れることになるから、慎重にブックマークするべき」
僕は、こういう意見を目にするたびに「いやいやいや、無言ブックマークがデフォルトじゃないの？いちいち感想とか賛否を書かなきゃいけない付箋なんて、めんどくさすぎるだろ……」と言いたくなります。
食べるためには、必ずアンケートに答えなければならない飲食店、みたいな。
だから、本来は「非公開」がデフォルトのほうが良いのではないか、という気がするんですよね。見せたい人だけ、他人にブックマークを見せられるほうが。『はてな』の運営側からすれば、そうはいかないのでしょうけど。
ブックマークが集まると、ホットエントリになってアクセスが多くなる、とか、「こんなくだらないエントリに、ブックマークたくさんつけやがって」とか、そんなの「ブログを書いていて、自分のブログが読まれないことに不満を抱いている人」とか「自分基準のモラルを押しつけたい人」の都合でしかありません。
ブログを書いている側からすれば、「読んでほしいもの」がブックマークされるとは限らず、むしろ、「これちょっと足りないな……」と思うものほどブックマークがたくさんつき、コメントにいろいろ書かれていたりするものですし。
むしろ、無言ブックマークばかりのほうが「ああ、普通に読まれているんだな」と、ちょっと安心することもあるのです。
全部「無言」だと、さすがに薄気味悪そうですが。
たしかに「はてなブックマーク」は、集客のための重要なツールなのでしょうけど、実際に使っている人の多くは「オンラインブックマーク」として個人的に気になるエントリを記録しているだけだと思うんですよ。
本来は「個人個人が何気なくつけたブックマークの集積で、『集合知』として浮かびあがってくるのが『ホットエントリ』」のはずなのに。
僕はむしろ、「付箋にちょっと印をつけておく」くらいのコメント機能を、「そのエントリを書いている人への意見表明の場」だと考えている人が多いことに、すごく違和感があるのです。
その一方で、僕自身も、気になるエントリは「この評判、どうなのかな？」と、ブックマークコメントを確認してしまうことも多いのです。
僕は「無言ブクマは云々」ってあれこれ解釈することは、あまり意味がないと思うのです。
無言かどうかには関係なく、スパムは大嫌いですが。
ネットサービスは、よほどの不都合が出てこなければ、デフォルトの設定でそのまま使う、カスタマイズとかはわからないし、考えない、という人は少なくないし。
「無言ブックマーク」のほとんどは「このエントリが気になる（なった）ので、とりあえず後で読めるようにしておきたいけれど、とくにコメントとして書きたいこともなければ、書く必要性も感じていない」と言うものであり、それ以上でも、それ以下でもない。
大部分の人間の、大部分のちょっとした興味のありかたって、そんなものだと思います。
