いつか電池がきれるまで

”To write a diary is to die a little.”

コンビニでコーヒーを頼んだときに「ちょっとだけ感心するサービス」

最近、だいぶ寒くなってきたこともあり、コンビニでホットコーヒーを買うことが多いのです。
コンビニでコーヒーだけ、というときにはあまり関係ない話だと思いますが、僕はコンビニに行くと、割高なんだろうけど、ついついあれこれ買ってしまうんですよね。
それで、レジに行って、「あと、ホットコーヒーのレギュラーサイズをひとつ」って注文すると、その後のパターンは2つに分かれます。


1つめは、ごくふつうに会計をして、最後に空の紙コップを「どうぞ」と渡してくれるパターン。
そして、2つめは、会計後にレジで袋詰めをしたり、ホットスナック(揚げ物総菜)を準備している間に「商品はお持ちしますから、先にどうぞ」と紙コップを渡してくれるパターン。
コーヒーメーカーの前でボタンを押して待っているあいだに、商品をコーヒーメーカーのところまで持ってきてくれます。
僕はこの後者の店員さんにあたると「この人、できるな」と、ちょっとだけ感心してしまいます。
店の混み具合、というのもあって、朝や昼食時の忙しいときには、物理的に無理だと思われますが、夜とかの比較的空いている時間帯でも、この「コーヒー先に注いでいてください」をやってくれる店員さんとそうでない人がいるんですよね。
ほんのちょっとした気配りですし、正直なところ、「そんなに急いでいるわけでもないので、気を遣わないでいいですよ」とも思うのですが、それでも、「ちょっと時間を儲けた」ような感じがするのも事実です。
これって、各チェーン店、あるいは店舗単位で指導しているのでしょうか、それとも、店員さんの自発的なサービスなのだろうか。
同じセブンイレブンでもやってくれる店(店員)と、やらない店があるし、ファミリーマートでも同様なので、少なくとも「チェーン店の総意」としてやっているわけではなさそうだけど。
総じて、これをやってくれる店のほうが、賑わっている割合が高いような気がします。
まあ、やってくれなかったら腹が立つ、というよりは、こういう対応をしてくれると、「デキるなこの店(この店員さん)」と少し感心する、という程度なんですが。
これって店の側にとっても、レジ前で待っている人を減らすとか、コーヒーメーカーの回転率を上げるとか、そういうメリットもあるのだろうか。
だとしても、夜中の空いている時間帯では、あまり効果はなさそうだし、「サービス」なんですよねやっぱり。
強要すると「少しブラック化」してしまいそうですが、こういう形で配慮されると、ちょっとだけ嬉しくなってしまうのも事実です。
おお、僕の時間をそんなに大切にしてくれるのか、って。
そんなたいした人間じゃないんだけどね。


僕のコンビニコーヒーの利用率は、セブンイレブンファミリーマート>>ローソンです。
ファミリーマートではコーヒーのカードをレジに持っていけばいいけれど、セブンイレブンでは口頭で注文しなければならないのが、ちょっとめんどくさいな、って思うことがあるんですよね。
とくにお客さんが多いときなどは、後ろに人が並んでいたり、レジの店員さんが忙しそうにしているのをみると、「あと、ホットコーヒーのレギュラーサイズ1杯ください」の、「あと」がなかなか言いだせなくなってしまうことがあるのです。これはホットスナックの注文にも言えることだけれど。
コンビニのドーナツが最初は話題になったものの今ひとつ売れない理由として、僕は、あれを注文するときにレジで「ドーナツください」って言わないといけないのがけっこう大きいのではないかと割と本気で考えています。
オッサン的には、「ドーナツください」はけっこうめんどくさいし、ちょっと恥ずかしいんだよね。
そもそもそんなに食べないけどさ。
おでんとかも衛生上の問題はあるんだろうけど、勝手に取れたら、もっと売れそうな気がする。
あれ、けっこう頼んで取ってもらうのに時間かかるんだよなあ。


いっそのこと、回転寿司チェーン店みたいに、商品を全部タッチパネルで注文できるようにしてくれないか、とか思ってしまうのはコミュニケーション苦手だからなんですよねきっと。
レジで店員さんに親しげに話しかけているおじさん、おばさんとかをみると、「なぜそんなことをする必要がある?」とか考えてしまうのです。
もちろん、人間は「必要」だからという理由だけで、他人とコミュニケーションするわけじゃない、そんなわけじゃないけどさ。


ローソンでコーヒーを頼まなくなったのは、客が自分で入れるシステムではなく、店員さんが入れてくれるシステムだから、というのと、以前入ったローソンで注文したら、「すみません、今ちょうど機械が故障してやってないんですよ」と言われたことがあったからです。
こういう「たった一度の挫折」で、けっこう「もういいや」って気分になることもあるのです。
別に店員さんがコーヒーを入れるのが下手とかいうのではなくて、後ろで人が待っているときになんだか気まずいのと、待ち時間が数分程度あり、微妙に手持ち無沙汰になってしまうくらい、というのが大きいです。


ちなみに、味に関しては「コンビニコーヒーのなかでは、セブンイレブンがいちばん好きだけれど、セブンイレブンじゃないとダメ、というほどのこだわりはまったくない」という程度なので、多くを語る資格はなさそうです。


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