いつか電池がきれるまで

”To write a diary is to die a little.”

「おにぎり、温めますか?」の地政学


2017年11月29日夜のTOKIOの番組『TOKIOカケル』に大泉洋さんが出演していて、「おにぎり温めますか?」と尋ねてこない店員が許せない、という話をしていた。
「おにぎりを温めないで食べることが許せない」「北海道のコンビニでは、必ず『温めますか?』と尋ねてくれるのに」と。


僕も「コンビニでおにぎりを買うと温めるか尋ねられるのがデフォルト」だと思っていたのだけれど、TOKIOのメンバーには「コンビニのおにぎりがあったかいのって、なんか不安になりませんか?冷たいものだと思っているから」という意見の人もいて、日本の広さを実感してしまった。

ちなみに、東北や沖縄でも温めますか?と尋ねられることが多いらしい。


個人的には、塩おにぎりは、温めないほうが米の味がよくわかって好きなのだけど。
あと、番組内でも少し話題になりかけていたけれど、「いくら」を温めてしまって、カルチャーショックを受けたことがあった(これは家で温めた)。
当たり前なんだけど、いくらって温めると、あの粒のまま、「鮭」の色と味になるんだよ本当に。
理屈としてはわかるのだが、なんかホビロン(孵化直前のアヒルのゆで卵)を目の当たりにしたような申し訳なさ、というか……


僕は北部九州在住なのだが、おにぎりに関しては「温めますか?と尋ねられるのが3分の2、残り3分の1はスルー」という印象だ。
コンビニチェーンによってマニュアルが違うのか、とか、同じチェーンでも店舗によって異なるのか、とか、レジの混み具合によって言わなくなるのか、など、さまざまなシチュエーションで検討しているのだが、残念ながら、統計学的にモノが言えるほどのn(サンプル数)は集まっていない。
感覚的には「あんまり決まった法則はなさそうで、たぶん原則的には温めるかどうか尋ねることになっているのだろうが、最終的にはレジの人の気分次第」といったところか。
実際のところ、どうなっているのだろうか?
レジが混んでもいないのに、何も言われずにそのままおにぎりを袋に詰められると、温める気がなくても、「なぜ?」と思う。僕の印象が悪いから、温めてくれないのか?とか。


コンビニお嬢さま(1) (KCデラックス 月刊少年マガジン)

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