前回、吉田真由子さんのことを書いたのですが、2016年1月30日の『有吉反省会』に吉田さんが出演されていましたので、そこでの吉田さんで語ったことなどを御紹介しておきます。
もしかしたら、バラエティ番組では、ものすごく喋りまくる明るいキャラクターだったり、精神的に危ない感じの人だったりするのではないか、とも考えていたのですが、なんというか、あまりにも普通の「影の薄い人」だったので、かえって拍子抜けしてしまったんですよね。
冒頭で、マネージャーさんから「鑑定人登場のシーンで、『大阪府からお越しの○○さん」というのを、『大阪県からお越しの……』と言って、収録終わりに撮り直しになったりしているので、それは困っています」との告白が。
いまや、『鑑定団』内での、いや、芸能界での吉田さんの唯一にして最大の見せ場であるシーンでさえ、この体たらく……
吉田真由子「アルバイトみたいな感覚で芸能界に入って、このまま来ちゃいました、みたいな感じです。今日は盛り上げるぞ!なんて、一度も思ったことがない」
この5年間でのテレビ出演は、『なんでも鑑定団』を含めて、わずか3番組のみ。
というか、本当に『鑑定団』以外は、ほとんど仕事をしていないみたいです。
1か月の労働時間は、8時間(『鑑定団』は、隔週土曜日収録で、1回に2本録りなので、月に2回、4時間ずつの収録だそうです)
「お仕事は好きなんですよ。毎日でも働きたい、という気持ちはあるんですけど、心と体がついていかない」
……心も体もついてこないって……それ、働きたくないのでは……
有吉さんに「普通の人は1日で8時間働いてますよ!」とか突っ込まれていましたが、まあ、そうだよねえ。
ちなみに『鑑定団』の収録日以外の生活は、
「朝起きて、ご飯たべて。ボーッとする、その後掃除をして、ジムに行って、実家で犬と遊んで、家事をして、終わったらボーッとする」
むしろ、そんな生活に、よく耐えられるな、と。
番組内でも突っ込まれていましたが、ジムで何を鍛えているんだろう?と。
でも、吉田さんって、大型バイクに乗るのが趣味なんですよね、人間って本当によくわからない。
そういう「やる気のなさ」も、なんとなく魅力的ではあるのです。
収録のとき、他の出演者が中心になって映っているときに、体半分くらい隣に映り込んでしまうのは「きたない」感じがするから、スッと体をよけて、とにかく「邪魔しないように」しているそうです。
黒子の美学、みたいな気もしなくはない。
有吉「存在を消すことのプロなんですね!」
有吉さんは「そんなに(値段が)高いの〜!」とか言えばいい、とアドバイスしていたのですが、吉田さんによると「本人は言っているつもりなんだけど、(オンエアでは)カットされている」そうです。
石坂さんと同じように「干されている」のか、単に「価値がない」と判断されているのか。
でも、吉田さんの場合は、これまで「発言が少ない疑惑」は無かったというか、ずっとこんな扱いだったものなあ。
島田紳助さんがいなくなってから、吉田さんをイジる役回りの人もいないし。
コメンテーターたちに、さんざん女遊びをやった年配が最後にはまる「締めのお茶漬け」と評された吉田さん。
コメンテーターのひとり、ばいばいでか美さんが「私なんか本名を捨てて、こんな名前で消しゴムのような芸能生活を送っているので、『何それ』と思っていたんですけど、『お茶漬け』というのを聞いて、メインのメンチカツみたいなのばっかり狙ってもダメなんだな……と思いました」と仰っていましたが、その気持ちもわかる。
そもそも、吉田真由子っていう名前も、ものすごくふつうで「お茶漬け」っぽいものなあ。
ちなみに、でか美さんの「メインはメンチカツ」という発言、個人的にはすごくインパクトがありました。
(番組の最後で、バカリズムさんもツッコミを入れてました)
テレビで口をついて出てくる「メインディッシュ」がメンチカツって、でか美さん、どれだけ庶民派なんだ……
僕も20年以上、吉田真由子さんをさりげなく観てきましたが、たぶん、これまでの20年分を併せた時間よりも、今回の『有吉反省会』での吉田さんの発言のほうが長かったような気がします。
『鑑定団』を卒業するとき、「これまでの吉田真由子さんの名場面」とか、つくられるのだろうか。
この『反省会』収録のとき、『鑑定団』降板は決まっていなかったのかなあ。それとも、『鑑定団』降板が決まって、芸能界で新しい居場所を摸索しようということで、『有吉反省会』に出ることになったのか……
個人的に、今後の吉田真由子さんが、けっこう気になっています。
ちなみに、今なら、『有吉反省会』の吉田真由子さんの回、無料で視られますよ!
cu.ntv.co.jp
※2016年2月6日(土)の23時29分まで(次の回の放送まで)無料で視ることができます。
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