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いつか電池がきれるまで

”To write a diary is to die a little.”

「誰も幸せにしない福袋」の話

rocketnews24.com


お正月といえば「福袋」、今年はアップルストアの福袋が廃止された、なんて話もあったようですが、僕自身は人生でたぶん一度も買ったことないんですよね「福袋」って。
人気のものは、お正月から行列して買わなければならないし、自分が好きなものが入っているとは限らないしで、あまり買いたい気分にはならないのです。
もっとも、都会には魅力的な福袋もたくさんあるらしいので、僕もそういうところに行ければ買いたくなるのかもしれませんが……


昨日、家族で近所のショッピングモールに出かけたのですが、案の定、すごい混雑で、ぐったりしながら帰ってきました。
某ショッピングモール(というか、AEON MALL)を散策していると、各店舗の前には、「福袋」がずらりと並んでいたのです。
ああ、これは僕にとっては、苦手な光景だ……
世間には、オープンと同時にお客さんがダッシュで買いに来る福袋というのが存在しており、お正月の初売りのニュースでは恒例の映像となっています。
でも、実際に僕が目にする「福袋」って、この「店頭にたくさん並んでいるのだけれど、誰も手に取ることもなく、ずっと売れ残っているもの」が多いんですよね。
そりゃ、人気のものはさっさと売れちゃうんだろうから、僕の2015年宝塚記念ゴールドシップみたいなスタートでは、人気の福袋の姿さえ拝むことはできないのもやむをえないのだけど、売れない店の福袋って、毎年同じように売れ残っているように見えるんですよね。
成人の日くらいになっても、まだ店頭に並んでいる福袋をみると、あまり売れないことはたぶん承知の上でこれを作った人の気持ちを、あれこれ想像してしまうのです。


今年こそはと気合を入れて商品を詰め込んだのに、見向きもしてもらえなくて、悲しんでいるのではないか?
売れないようにみえて、意外と売れているのだろうか?
それとも、福袋が置いてあるほうが店に活気がありそうだから、売れなくても作るべき、と誰かが言っているのだろうか?
そして、これらの「売る方も買う方も半ば諦めている福袋」には、いったい何が入っているのだろうか?


メディアで話題になる「即日完売の福袋」って、ごく一部で、僕が知っている福袋の大部分は、こういう「誰も幸せにしない福袋」なんですよね。
売る方も、買う方も、見るたびにせつなくなる、売れない福袋。
僕などは、これを見かけると、伏し目がちになりつつ、足早に去ってしまいます。
ごめんな、うちには小さな子供もいるし、お前を買う余裕がないんだ。良い人に買ってもらいな。


まるで捨て犬だ……


僕は「人気の福袋」よりも、こういう「売る方も買う方も半ば諦めている福袋」が、気になってしょうがないのです。
誰か、こういう福袋を買い集めて、中がどうなっているのか教えてくれないものだろうか。