いつか電池がきれるまで

”To write a diary is to die a little.”

『スター・ウォーズ』を目指したテレビゲームたち

今日、2015年12月18日は、全世界待望の『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の公開日です。
これを書いている今、まさに映画館の前でワクワクしている人たちが、たくさんいるのだろうなあ。
せっかくなので、個人的な『スター・ウォーズ』の思い出を書こうと思ったのですが、蛍光灯でライトセイバーごっこをして危なかったとかいう話しか出てこないので、僕の人生を彩ってくれた「『スター・ウォーズ』っぽいゲーム」たちを時系列に紹介していこうと思います。


1977年に公開された『エピソード4/新たなる希望』って、ちょうどテレビゲームが世の中に出始めた時期と同じくらいの公開で、「いつかは『スター・ウォーズ』みたいなテレビゲームで遊んでみたい!」って当時のテレビゲーム好きたちは、みんな思っていたのです。


(1)アストロンベルト(1983・アーケード・セガ
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 アーケードでは、日本発のLD(レーザーディスク)ゲームとして知られています。
 自機と実写の背景が違和感ありまくりだったのですが、実写の背景というのは当時としては画期的なものでした。



(2)スターラスター(1985・ファミコンナムコ
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 ファミコン少年(中年)ならば、一度はプレーし、そして挫折したことがあるはず。
 どちらかというと『スター・トレック』ではないか、という意見もおありでしょうが、デス・スターっぽいのも出てきますし。



(3)スター・ウォーズ(1987・ファミコンナムコ
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スター・ウォーズ』ゲームの暗黒面。
タイトルはよく頑張っているのですが、ダース・ベイダーが「金のサソリ」に……



(4)スターブレード(1991・ナムコ(動画は2009年のWii版))
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 このあたりになると、ゲーム機の性能が進化し、かなり『スター・ウォーズ』ぽい感じになってきます。
 大阪花の万博で『ギャラクシアン3』をプレイすることができなかった僕は、なんだか敗者復活戦みたいな気分でコインを入れたのを覚えています。
 でもこれ、ものすごく難しかったんだよなあ。


(5)スターウォーズ / STAR WARS Attack on the DEATH STAR(1991・X68000・M.N.M Software)

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 すみません、このゲームのことを紹介したくて、このエントリを書きました。
 僕は当時X68000ユーザーだったのですが、『Oh! X』にこのゲームを絶賛する紹介記事が載ったときには、「なぜいまさら『スター・ウォーズ』なの? しかもあんまり聞いたことないメーカーだし……」と、懐疑的だったんですよね。
 最初に画面写真を観たときの僕の率直な印象は、「なんでいまさら『スターウォーズ』なの?」とか「いまどき、ワイヤーフレームなの?」というものでした。いくら今から14年も前の話とはいえ、そのころでさえ、ワイヤーフレーム(線画)のみで表現されたゲームは、非常に少なかった(というか、ほとんど皆無だった)のです。「光速船じゃあるまいし…」という突っ込みは、あまりにマニアックすぎて、賛同者はほとんどいなかったとしても。
 しかし、この「時代錯誤」で「地味」なはずだった「スターウォーズ」(M.N.M. Software)は、X68000ユーザーにとって、忘れられないゲームになりました。それは、このゲームがX68000で開発・最初に発売されたゲームであったことと(のちに98にも移植されたもののグレードダウンしていました)、その、あまりの「こだわり」に、68Kユーザーが共感したという、2つの原因があったのでしょう。
 このゲームのデモ画面は、映画のオープニングを忠実に再現しており、あの古代祐三さんが再現したテーマ曲が流れるのですが、このデモが、なんと、映画のオープニングシーンと同時に流すとほぼ完璧にシンクロしている、という凝りっぷりなのです。もちろんゲームのほうはワイヤーフレームなのですけど、マニアにとっては、まさに垂涎の的。
 そして、このゲームは、映画のクライマックスである、ルーク・スカイウォーカーがX-WINGを操って、デススターの溝に侵入して敵の攻撃をかいくぐり、デススターの唯一の弱点である、ごくわずかな排気口からデススターのコアに向けて爆弾を落とすシーンを「再現」しています。いや、本当に「再現」しているんだってば。
 その再現っぷりというのは、最後にダース・ベイダー機に攻撃を受けたときに「ヒャッホー!」と言いながら、ハン・ソロが助けにくるところまでなのですから。
 もちろんゲームとしても素晴らしいデキで、ワイヤーフレームとはいえ、当時の技術のレベルを超えた敵機の滑らかな動きや、迫力のデススター爆発シーン!
 しかしながら、このゲームの最大の難点は、その難易度で、それこそ「理力(フォース)でも使えなけりゃ、こんなゲーム、クリアできねえ!」というくらい難しかったのです。
 まあ、この設定であればこそ、そういう「難しさ」に説得力があったのも事実。


 ところで、このゲーム、なんと、「スターウォーズ」フリークの作者が、あらかじめルーカス側に版権を取らずに、完成した時点でそのことに気がついてあわてて版権を申請しに行ったそうです。通常なら、そういう依頼は門前払いするルーカスフィルムなのですが、このゲームのあまりのデキの良さに驚いて、発売を許可してくれたのだとか。


 いろんな時代、いろんな機種で「スターウォーズ」のゲームが出ているのですが、僕にとっては、これがいちばん忘れられないんですよね……

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(6)スターフォックス(1993)
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 これもスーパーファミコン史に残る名作。
 この「ポリゴン感」がたまりません。


この後にもいろいろ、それっぽいのはあるのですが、あまりにも長くなるので割愛します。


ちなみに、最新の『スター・ウォーズ』のテレビゲームは、こうなっています。

(7)スターウォーズ バトルフロント(2015・PS4・エレクトロニック・アーツ
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アストロンベルト』から、30年あまり。
X68000ワイヤーフレームの『スター・ウォーズ』から、四半世紀。
ここまで来たのか、って感じです。
でも、これからもずっと、あのX68000版が、僕にとっての最高の『スター・ウォーズ』ゲームであり続けるのです、たぶん。