いつか電池がきれるまで

”To write a diary is to die a little.”

もうすぐ春なので、思い出のX68000ゲームを10本紹介してみます。

というか、タイトル通りです。
なぜこんなことを急に思いついたかというと、シャープが経営危機だったり、有名なブロガーさんがメガドライブの『獣王記』の話をされていたりで、一度くらいは人生最高の愛機・X68000ゲームについて語っておきたいな、と。
ほんと、隠居したら、ずっと積んでいたX68000ゲームを死ぬまでやっていたいものです。
ちなみに、「名作」かどうか微妙なんだけど懐かしい、というようなものも含みます。
あとは、他機種からの移植版でも、僕にとって懐かしいものも。



(1)ジェノサイド
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とりあえずこれが出てくるのではないか、と思ったあなた、正解です!
当時のZOOMは、電波(新聞社)様と並んで、X68000ユーザーの神だったな……
このゲーム、とにかくものすごく良く動く、BGMがカッコいい!
でも、すごく難しい……



(2)アフターバーナー
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正確には『アフターバーナーII』なんですけどね。
初代『アフターバ—ナー』は、あまりにもゲームバランスが悪いので(というか、難しすぎて)すぐにお蔵入りになってしまったとのことで。
いろんな機種に移植されたこの『アフターバーナー』なのですが、鳴りもの入りで登場したセガ・マーク3版は、御用雑誌BEEP』では発売前まで「すごい!」と持ち上げられていたものの、発売されたとたんに、「あの『アウアーアーアー』の悲劇」として語られ、大人って嘘つきだな、と痛感したものです。
このX68000版は、煙の演出以外は、ほとんど「完全移植」。これは本当にすごかった。
ちなみに、同じ時期に発売された「サイバースティック」というアフターバーナーに特化したコントローラーは、25000円もしたにもかかわらず、けっこう多くの人が『アフターバーナーのために』買っていました(もちろん僕も買いました。なんで当時はそんなにお金を持っていたのか、自分に聞いてみたい)。



(3)ワンダラーズ・フロム・イース
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イース』シリーズのなかで、ゲームの歴史的には、『1』『2』とくに『2』のインパクトがかなり強いと思うのですが、僕はこのX68000版の『3』が最も記憶に残っています。
当時の日本を代表するゲームメーカーだった日本ファルコムが、X68000のためにアクションゲームとしての完成度を高めた『3』を発売し、それがX68000版単独で、『ログイン』の売り上げランキングで1位に!
ユーザーとしては、「これはもう、X68Kの時代だろう!」と思ったんです。思ったんですけどね……
時期的には、これがひとつのピークだったかもしれません。
でも、このゲーム、音楽・グラフィック・アクション性・演出など、本当によくできていて、X68000ユーザーでよかった!と。



(4)斬~陽炎の時代(かげろうのとき)
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あのウルフチームによる戦国ゲーム。
いきなり喋りはじめる、映画のようなオープニングがまさにウルフ!
しかし、オープニングデモで力尽きてしまったかのようなスカスカなゲーム内容も、やっぱりウルフ……
なんで何千人もの部隊と、武将ひとりだけ、とかが同じように表示されるんだよ……



(5)天下統一
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見た目は地味なんですが、僕が遊んだX68000ゲームのなかで、いちばんプレイ時間は長いかもしれません。
これまでの戦国ゲームは、ある程度自国の勢力が大きくなったあとは、ローラー作戦のように他の小勢力を潰していくだけ、になりがちだったのですが、『天下統一』では、他の大名の勢力も同じように淘汰され、トーナメント戦のように「勝ち残った強い大名どうしの戦い」が繰り広げられるのです。
画面は素っ気ないんだけど、アツいゲームでした。



(6)ウイニングポスト
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(動画はPC98版かも)


このゲーム、本当にX68000が壊れ、あまりに長期間やりすぎて、出走してくる馬の名前がヘンになるまでやりつづけました。
自分で馬を調教しなくて良いので、けっこうラクだな……なんて思いつつ、凱旋門賞を何度制覇したことか……
当時は『ダビスタ』じゃない競馬ゲームとして、本当に新鮮だったんだよなあ。
「スーパーホースの見分け方」とか、研究したなあ。
サードステージ!


(7)グラディウス
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これも本当に「X68000持っててよかった!」という作品。
X68000は、買うと本物そっくりの『グラディウス』がついてくる!というのが話題になったくらい、『グラディウス』と縁が深い機種だったのですが、これもすごくよくできていました。
コナミもけっこう応援してくれていたんですよね、X68000



(8)生中継68
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これもKONAMI作品。
KONAMIのオリジナル野球ゲーム。
投手視点、打者視点の切り替えと、カーソルを向かってくる球にうまく合わせて打つというシステムは、あの『パワプロ』シリーズのルーツというか、家庭用ゲーム機で『パワプロ』を出す前のテスト的な位置づけでつくられたゲームなのかな、と。



(9)ノスタルジア
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サイコダイブ!
当時の僕には意味不明だった精神分析・心理学用語がたくさん出てくるセピア色のアドベンチャーゲーム
音楽がすごく良いんですよねこれ。
サウンドトラックが入ったテープがおまけに入っていて、たぶんまだ実家にあると思います。
もう聴けなくなっているかもしれないけど。
ちなみに、のちにメガCDに移植されたので、そちらで遊んだことがある人もいるのではなかろうか。
ノスタルジア』といえば、当時も『Oh! X』で「手順を知らなければ絶対攻略不能」といわれたラストの爆弾解体!
爆弾解体以外は、サラッと進んでいくゲームなのに……
でも、今となっては、爆弾解体以外の場面は、あんまり覚えてないんだよなあ。



(10)スターウォーズ / STAR WARS Attack on the DEATH STAR
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けっこう最近このゲームのことを書いたので、よかったらこちらを。
fujipon.hatenablog.com



 こうして、思いつくままに10本並べてみたのですが、正直なところ、あまりにも「抜け」が多すぎて、申し訳ない気分になってきます。
あくまでも「僕にとっての、とりあえずの10作品」なので、あんまり「なんでアレが入っていないんだ!」って怒らないでね。
 というか、電波新聞社だけでも10本いけるよね。
 光栄は『ランペルール』とかけっこう好きだったし。


 それにしても、昔のマイコンゲームの話って、なんでこんなに楽しいのだろうか(僕だけが楽しんでいてすみません)。


fujipon.hatenablog.com

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