いつか電池がきれるまで

”To write a diary is to die a little.”

「平日の日中に男一人で楽しめること」大全


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 僕も最近、他の家族は仕事か学校で、日中は自分ひとり、という平日があるので、実際に自分でやってみて楽しかったことを紹介してみたいと思います。

 僕の場合は、だいたい週に1日そういう日があるので、役場での手続きとか片づけとか(あとは、ブログの書きだめとか)に使ってしまうのです。
 
 この増田さん(『はてな匿名ダイアリー』を書いている人)の場合は、2ヵ月に1回ということなので、朝から夕方まで、全部自由に使える時間である、ということと、予算3000円~上限1万円、間隔的に習い事やジムでの継続的なトレーニングは(体験、的なものでなければ)難しい、そして、「はじめての何か」に挑戦してみたい、というのを踏まえて、考えてみます。
(あと、僕はアウトドアに関しては興味も自信もないので、今回は触れていません)


(1)映画
 増田さんも実行済み。朝の映画館ってけっこう空いていることが多いし(東京がどうかはわからないけれど)、ひとりで観ると、相手の好みを気にしないで良いというメリットがあります。

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(2)水族館、博物館
 家族にそういう趣味が無かったり、子どもがまだ小さかったりするのなら、なおさら自分ひとりで行ってみるのはおすすめです。
 土日だったらものすごく混んでいて、「立ち止まらずにお進みくださいっ!」とか、せかされまくりながら観なければならないような展示でも、平日であれば空いていることも多いし、ひとりで行くと自分のペースで観られるというメリットがあります。
 なんかひとりで行くのは敷居が高いな、と思われるかもしれませんが、一度行ってみると、けっこうハマりますし、「今度は何を観に行こうかな」と平日の隙間時間に考えるのも、けっこう楽しいですよ。
 東京だったら、2ヵ月に1つくらいは、何か観たいものはあるだろうし。
 予算も入場料は2000円もかからないくらいです。
 博物館とかも東京には、いろいろあるのだよなあ、うらやましい。


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 「ちょっと高尚なこと、非日常的なことをした感じ」がする、という点でもおすすめです。



(3)観劇、寄席
 ブックマークコメントでもすすめられているのですが、プロの「話芸」って、ナマで観ると、そんな有名な芸人さんじゃなくても、すごいな!と感じることが多いのです。
 常設の寄席とか、そんなにお金はかからないし。
 舞台も良いですよ、有名なものから、無名なものまで。
 東京だったら選択肢が多そうで羨ましい。
 ちょっとお金はかかるかもしれないけれど、歌舞伎とか相撲の本場所とか、一度は観てみたいものです。



(4)ゲームセンター
 とはいっても、楽市楽座ラウンドワンだと、「家族で来ればいいよね」という話になってしまうので、子供の頃や学生時代にハマった懐かしのアーケードゲームがまだ置かれているようなレトロゲーセンなんていかがでしょうか。
 高田馬場の『ミカド』良かったなあ。
 東京の人は、ちょっと足を延ばせば、すぐに『アウトラン』や『ダライアス』の実機で遊べるなんて、うらやましい。



(5)建築めぐり
 お金もほとんどかからず、蘊蓄には果てがない、大人の趣味、建築!
 日頃、何気なく通り過ぎていた建物に、こんな由来や意義があったのか、と知ることができます。


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(6)公営ギャンブル
 東京近郊には、東京シティ競馬とか、平日でもやっている競馬場もありますし、たまには、縁日っぽい焼きそばとかを片手に、平日の鉄火場の風に吹かれてみるのも良いのではないかと。ただし、入場料として許容できるくらいの賭け金
にしておいてください。そうそう勝てるものじゃないし、負けたら気分転換にならないので。
 平日にもこうして競馬場で過ごしている人がこんなにいるんだな、と思うと、少し気分がラクになります。



(7)工場見学
「大人ひとりだと、なんだか恥ずかしい」というのが難点ですが、「ちょっと賢くなった気がするし、非日常感がある」のは間違いありません。

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(8)昼間のひとり酒
 東京近郊には、ひとりで飲める居酒屋がたくさんあるので(って、僕はそんなに何度も行ったことはありませんが)、昼間にふらっと入って、好きなものを注文し、ちょっと酔っぱらってみるだけでも、けっこう非日常感があると思います。
日頃、規則的な生活をしている人であればなおさら。
 たいしたことがないようで、ふわふわしながら明るい街を歩いていると、けっこう価値観が変わりますよ、これ。
 家飲みではなくて、家の近くで構わないので、お店で試してみてください。



 実際に僕がやってみて、楽しかったのはこのくらいかな。
 ちなみに、習い事の体験入学とか観光ツアーは、僕には周りが気になり過ぎ、疲労感が強くてダメでした。スーパー銭湯は、みんなで入るお風呂が苦手です。
 個人的には、東京なら(博多でも)超大型書店で片っ端から書棚を眺めているだけでもけっこう楽しいし、評判のラーメン屋に並んでみる、というのも「おひとりさま」じゃないと難しいと思います。パチンコ・パチスロは(僕はスロットはやったことないんですけど)、ハマっていた時期もありましたが、それだけに、他人には絶対にすすめません。パチンコ屋に入ったつもりで、何でもいいから映画1本観たほうがいいよ。


 とりあえず、いくつか挙げてみましたが、こういうことに「正解」はいくらでもあるので、いろいろ試してみると良いのではないでしょうか。失敗もまた、ネタになるし(というか、この問いって、そのままブログのテーマにできそうだよね)。


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