いつか電池がきれるまで

”To write a diary is to die a little.”

田中圭一さんが描いた『飯田和敏さんと飯野賢治さんの話』を読んで思ったこと

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アクアノートの休日』懐かしいな……
これを読んでいて、久しぶりにやってみたくなりました。
アクアノートの休日2』のディレクター、田中圭一さんだったのか……
「斬新な作品」の続編をやるというのは、前作を踏襲すれば「マンネリ」と言われ、さらに新しいことをやろうとすれば「それは〇〇じゃない!」と責められることが多いのだろうなあ。
エヴァンゲリヲン新劇場版』の『Q』があんな展開でもシリーズの一作として認められているのは、「同じ庵野監督がつくっている」というのが大きいのです。
飯田和敏さんって、知名度のわりには、実際に完成・発売されたゲームは多くないんですよね。
アクアノートの休日』『太陽のしっぽ』『巨人のドシン』……
巨人のドシン』なんて、本当に発売されていたのか!という感じでした。僕のなかでは、すでに都市伝説化していたのです。
シーマン』をつくった斎藤由多加さんも『The Tower』『大玉』『シーマン2』くらい。
開発期間を考えると、このくらい商品化されていれば、たいしたものなのかなあ。


これを読んでいると、『ドラゴンクエスト』を延々と作り続けている(ときどき『いただきストリート』とかもつくっているけど)堀井雄二さんのクリエイターとしての息の長さに驚かされます。
マンガ界での「斬新なギャグマンガ家は短命」と同じような感じなのかもしれません。
どんなすごい人でも「本当に新しいもの」は、生涯をかけても、そんなにたくさんは生み出せない。


飯野賢治さんの話も、人というのは、功成り名を遂げると(飯野さんは、まだその「途中にいる人」だったと思うけど)、「教育」を考えるものなのかな、と思いながら読みました。
ああいう、「風雲児」みたいな人、いまはセガ名越稔洋さんくらいになってしまいました。


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Dの食卓』も『エネミー・ゼロ』もすごくインパクトがあったけれど、僕は『リアルサウンド 風のリグレット』が大好きです。
菅野美穂さんの声が、すごくよかった。

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 『リアルサウンド』って、スマートフォンに向いていると思うのだけれど、どこか移植してくれないかなあ。
 

アクアノートの休日

アクアノートの休日

アクアノートの休日2

アクアノートの休日2

リアルサウンド風のリグレット

リアルサウンド風のリグレット

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