参考リンク:何故厚いけど超大容量バッテリー搭載のスマホやタブレットはないのか(はてな匿名ダイアリー)
そうだよなあ、そういう選択肢があってもいいよなあ、と僕も思うのです。
ちなみに僕はiPhone5Sにバッテリー内蔵スマホカバーをつけて使用しています。
それでも、ふだん使いでカバーの分のバッテリーも含めて、半日くらいしかもちません。
遠出するときには、モバイルバッテリーまで持ち歩きます。めんどくさいです。
それはもう、供給量を増やす以前に、需要を減らすように設定を工夫したほうがいいだろ、という話ではあるのですが、1年くらい使っていると、前よりどんどん電池消費量が増えていっているような気がします。
買った当初は「今度のiPhoneは、けっこう電池がもつな」と感じていたのですが、常駐ソフトとかの内容はそんなに変わっていないはずなのに、すぐ電池がなくなっていくんだよねえ。
iPhoneのその何ミリかを薄くするための工夫も、こんなふうにバッテリー内蔵カバーをつけると、まったく意味をなさないわけで、さりとて、モバイルバッテリーを常に持ち歩くというのは、案外めんどくさくもあるのです。
このモバイルバッテリーってやつはさ、「うわっ、バッテリー持ってきたけど、接続ケーブルが無い……」というような悲劇も起こしがちですし。
しかも、モバイルバッテリーって、一度使ってしまうと、充電するのを忘れてしまう。
けっこう充電に時間がかかるし。
空のバッテリーはあるけど、文鎮にしかならない……というのもまた、イライラの元なのです。
それならさ、本体のバッテリー容量がもう少し大きければ、だいぶラクになるし、本体+バッテリー内蔵カバーよりは、軽くなるはず。別々に買うより、コストも安くなるんじゃないかなあ。
バッテリー内蔵カバーは、かなり高額なんですよね。
全部の機種をそうしてくれ、というのではなくて、そういう選択肢があってもいいとは思うのだけれど、「薄い」「写真がきれい」「速い」などを売りにする機種はあっても、「バッテリー容量が他機種の2倍!4倍!」というような機種は見たことがありません。
いや、売り文句のひとつとしての「バッテリー長持ち!」くらいは、あるんですけどね、それが最大の売りにされているのは見たことがない。
ヘビーユーザーにとっては(というか、たぶん、大部分の人にとっても)、バッテリーがもつ時間って、けっこう大事じゃないですか。
肝心なところでバッテリー切れ、ってけっこうつらい。
ずっと外で、電源のないところで仕事をしたり、学校に行ったりしている人は、もっとつらいんじゃないかと思う。
ただ、僕自身の観測範囲で、あまりデジタルガジェットに興味がない人の携帯電話ショップでのスマートフォン選びに何軒か付き合った経験からすると、「電池が長持ちすること」が、スマホ選びの決め手になる人って、そんなにいないような気がします。
「大事なファクターのひとつ」なんだけど、「電池が長持ちするから、これにしよう!」っていう人は、見たことがない。
「これ、軽くてデザインが良いですよね。写真も綺麗だし。バッテリー持ちますか? 普通? そう、普通か……でも、普通なら、こまめに充電するからいいか、じゃ、これにします!」
だいたい、こんな感じなんですよね。
でもさ、その「こまめに充電する」っていうのが、ものすごく面倒だし、電源って無いところには無いということに、なぜ思い至らないのかっ!
あからさまにバッテリー容量にビハインドを背負っていないかぎりは、バッテリーの容量って、「手に持ったときの第一印象」とか「その機種の知名度」に負けてしまう。
そもそも、iPhoneを買うときに「バッテリーの容量」を気にする人は、少数派でしょうし。
使いはじめてみると、「これ、デフォルトのバッテリー容量じゃキツいだろ……」ということになるんですけどね、僕の場合は。
そもそも、デフォルトだとまともに機能せず、増設メモリをつけないといけないのは、昔のPowerBook時代からの、Appleの「伝統芸」なのではないか、などと嘆いてもみるのです。
(スマホの電池容量が少なく感じられるのは、iPhoneだけの話じゃないんですけどね)
実際に使っているときは、「高機能より、バッテリー長持ちのほうが現実的なんだよなあ。この充電できない状況下で、3%とかどうなってるんだ……」ということばっかりなのに、買うときにだけ、その優先順位が下がってしまう。
バッテリー容量には、あんまり「新機種のロマン」とか「ワクワク感」が無いからねえ……
不思議なもので、物を買うときの優先条件って、買う瞬間だけ、突然入れ替わったりするんだよなあ。
そんなに薄かったり、軽かったり、技術的に最先端だったりしなくてもいいから、超大容量・急速充電バッテリー内蔵で、3日間充電しなくても良いスマートフォンって、僕もけっこうニーズがあると思うんですよ。
というか、僕もほしい。