いつか電池がきれるまで

”To write a diary is to die a little.”

『はてなカウンター』って、本当に「ちょうどいいサービス」だったのではないかと思うのですよ。

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 そうか、『はてなダイアリー』も新規受付停止から、終了への流れなんだな、というか、よく今まで新規ブログを受け付けていたものだ。『はてな』の本音としては、みんな『はてなブログ』のほうに行ってもらいたい、だったのではないかと思うけれど……
 『はてなダイアリー』をβ版からやっていて、現在は『はてなブログ』に移行してしまった僕としては、寂しくはありますが、正直、『はてな』は、ここまでよく続けてきたものだな、という感慨もあります。
 いつか自分にとっての『はてなダイアリー』を振り返ってみようとは思うのだけれど、まだ新規受付停止の段階だから、とりあえず保留。

 個人的に「えっ?」と思ったのは、『はてなカウンター』の終了でした。
 僕は長年このサービスを使い続けていて、現在でも1日数回は参照しているので、なくなると寂しいというか、正直なところ、現状の機能で十分だし、有料で構わないからこのまま続けてもらえないかなあ、と思ったんですよ。
 まだ「ブログ」以前の「個人ホームページ文化」が花盛りだったころ(西暦2000年前後)は、(訪問者数をあらわす)カウンターの数字にこだわる人が多くて、5000とか10000とかの「キリ番」を踏んだ人はそのホームページの掲示板に報告をしなくてはならない、という慣習がありました。僕は内心、「めんどくさいから、キリ番踏みませんように……」と思いながら、人気ホームページを巡回していたものです。
 『Read ME!」など、個人サイト間でもアクセス数を競っていて、「PV至上主義」なんていうのは、別に今にはじまったことじゃないんですよね。
 現在ほど、それがお金に結びつく時代ではなかったのですが、だからこそ、アクセスカウンターの数字そのものにこだわる人の割合は多かったような気がします。


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 たぶん、長年使っているから、というのはあるのですが、『はてなカウンター』というのは、僕にとって使いやすいサービスだったんですよ。
 アクセス解析って、1か月あたり、1日あたり、1時間あたりのアクセス数と、どこから人が来ているのかを確認できる機能があれば、個人的には十分なんですよね。
 『はてなカウンター』には、自分のブログに関する、長年蓄積されたデータもあるし。
 『はてな』からは、『はてなブログ』の簡易アクセス解析機能や、『Google Analytics』の利用を推奨されているようですが、『はてなブログ』のアクセス解析は個別のログを確認することができないので、どこから人がたくさん来ているのか、大雑把な傾向しかわからないし、『Google Analytics』は、あまりにも機能が多くて難しい言葉が並んでいて、解析結果をなんらかの形で活かそうという人には良くても、僕みたいに「そこまで詳しく知る必要を感じていない人間」にとっては、オーバースペックというか、あまりに情報が多すぎて、どこをどう見ていいのかよくわからないのです。事業成長なんてことは考えてなくて、ちょっと自分のブログのことが知りたいだけなのに。
 そのくらい勉強しろ、って話でしょうし、『はてなカウンター』が現在のネットのなかで、技術的な面やセキュリティで優れているとはいえず、アップデートしていくコストほどの将来性もない、という現状では、致し方ないところなんでしょうけど。
 

 ただ、どんどんお金を稼ぎたい、というわけでもなく、どこからどのくらい読まれているかなんて全く興味がない、というわけでもない、それなりの数がいるであろうユーザーにとって(あてはまる人は少なからずいるはず)、『はてなカウンター』って、本当に「ちょうどいいサービス」だったのではないかと思うのですよ。


 いまのブログって、アクセス数やどこから読まれているかには全く興味がない人たちと、詳細に解析して活かしていく向上心が強い人たちに、二極化しているのかなあ。
 お金はそんなに稼がなくてもいいし、PVもそんなに重視していないけれど、今日はどのくらい読まれていて、どこかからリンクされただろうか、というのが日々のブログ運営の愉しみだというブログ運営者はけっこういて、『はてなブログ』は、そういう「中間ブロガー」層にアプローチしたいはずなのに。
継続するのは難しいから止めるのだろうと思うけれど、なんとか『はてなカウンター』を維持できないものなのだろうか……
(もちろん有料サービスで良いので)


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