いつか電池がきれるまで

”To write a diary is to die a little.”

2016年の凱旋門賞、期待が大きかっただけに、なんかもうぐったりだよ。

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うーむ。
マカヒキパドックではものすごく良く見えたし、これなら世界の超一流馬相手でも、この舞台で戦えそうな感じはしたんですよね。
スタートも決まったし、位置取りもある程度前目につけられたし。
ただ、あの枠順だと、どうしても外外をまわらされてしまうところはありますね。
でもまあ、何が悪い、誰が悪いというよりは、完全に力負け、という内容ではありました。
いくらなんでも、こんなに負ける馬じゃないはずなんだけど。
凱旋門賞というのは基本的に荒れるレースである、というのもまた事実ですし、斤量が軽い3歳有利、といわれていたのに今回は4歳馬が1〜3着。
22時半くらい(発走30分前)の時点で、日本国内分の馬券が26億円くらい売れていたそうですが、マカヒキ応援馬券を買った人は、最後の直線で、応援するために開いた口から溜息しか漏れず、ポストポンドなめんなよ、と思っていた海外競馬通も悶絶するという結果になってしまいました。


ムーア、ムーアだよ終わってみれば。アジアエクスプレスに芝のG1勝たせちゃうムーアなら、5戦連続G1で2着のファウンドを勝たせられるだろう、と。なぜそう思わなかったんだ自分。
スプリンターズSを観終えたあと、福永祐一騎手の超絶逆神騎乗にカミーユ・ビダン状態になっていましたが、なんとかあの悪夢を払拭したいと、ポストボンド、レフトハンド、ハーザンド、シルバーウェーヴと4頭の単勝と、厄払いのつもりでマカヒキ単勝を100円だけ勝ったのです。
結果的に、あえてマカヒキの馬券を買わなかった上に、それを外すという二重に情けない結果と相成りました。
主君を裏切って生き延びようとしたら、落とし穴にハマって即死、みたいな。
これなら、素直にマカヒキ買って馬券を外したほうが、よっぽどよく眠れるよ。


今回、はじめて海外レースがJRAから買えることになって、もっとマカヒキ応援馬券がバカ売れして、単勝2倍以下の圧倒的人気になり、日本ではポストポンド単勝がオイシイ、というのを個人的には予想していたんですよ。
ところが、現地よりはマカヒキが人気にはなっていたものの、ポストポンドマカヒキが並んで単勝3倍弱と、けっこうみんなシビアにみているというか、応援する馬とギャンブルとしての競馬は別だ、という人が多かった、ということなんでしょうね。
ただ、みんな普段からみている馬じゃないので、「海外馬狙い」の人たちが注目したポストポンドという「知っている海外馬」が過剰人気になってしまった。
フランスでも単勝3.1倍って言ってましたからね、ポストポンド。日本のほうが人気になってるじゃねえか。


JRAとしては、海外競馬をはじめて売るレースで、マカヒキが勝ってくれて、みんなも海外競馬の馬券に興味を持ってくれれば万々歳、だったのでしょう。
あるいは、ポストポンド、ファウンド、レフトハンドあたりのワンツーなら、、みんなそれなりに納得はしたはずです。
でも、一発目からこういう結果だと、海外競馬はやっぱりわかんない、ということで、手を出しづらくなるよねえ。
「応援するのと金を賭けるのは別だ」というギャンブラー心理がよくわかったという意味で、面白い試みだったとは思います、今回の海外馬券発売は。


でもなあ、マカヒキ、さすがに14着の馬じゃないと思うんだけど、どうしてこうなった。
デキもよさそうだったし、外枠が不運だったとしても負け過ぎだよねえ……無事なら良いのですが。
日本の馬場ならダービーの2400mをこなせても、ヨーロッパの重い馬場だと、距離が長かった、というのはあるかもしれませんね。お姉さんのウリウリ、今日もスプリンターズSに出走していましたし。


今年のレースを観て、あらためて思ったんだけどさ、もう、凱旋門賞を「日本競馬の夢」扱いするのって、ダビスタウイニングポストの中だけにしたほうが良さそうな気がします。
日本で勝てる馬と凱旋門賞への適性のズレはあまりにも大きいし、そもそも、こんな不確定要素が大きすぎるレースが「最強馬決定戦」って、ヨーロッパの人たちは今でも思っているのだろうか。


ああ、なんかもう電池きれた。