いつか電池がきれるまで

”To write a diary is to die a little.”

子どもがいる夫婦の『母の日』問題

次の日曜日、5月10日は『母の日』ですね。
毎年、ゴールデンウイークが終わった……と油断しているとやってくる『母の日』。
しかし、僕にとっては、近年、どういうスタンスで迎えるべきなのか、悩ましい日になっています。

僕の実母はもう10年以上前に亡くなっているので、心の中で感謝を述べることくらいしかできないのですが、毎年「どうしようかな」と考えるのは、妻のこと。
彼女は僕にとっては妻ですが、息子たちにとっては「母」になります。
で、お互いに「パパ」「ママ」なんて呼び合うこともある。
息子はもう小学生になったので、そろそろ、自力で『母の日』のお祝いを考える時期なのではないかと思うのですが、ここ数年は、僕が長男に「教育的指導」をしていました。
「ほら、もうすぐ母の日だから、お母さんに何かプレゼントでもあげたら?」
しかしながら、そういうときに息子に対する妻の反応は、けっこうキッチリしているんですよ。


「あなたが自分で稼いだお金でもなく、お小遣いから出したのでもなければ、モノなんて要らない」


それは、長男に対してというよりは、長男を操ろうとしている僕に釘を刺しているわけです。
結局、幼稚園で描いた絵とか「お手伝い券」+カーネーション(まあ、それくれいはよかろう)くらいの対応になるわけです。


いやまあ、子どもは良いんですよ。
だって、「母の日」に、「お母さん」に何かしてあげたい、というのは、おかしくもなんともない。


その一方で、僕はどうしようかな……と毎年悩むのです。
妻は僕の母親ではない。
しかし、子どもたちにとっては母であり、家族のなかでの役割としては、やはり「母」なのではないか?
そうなると、この家の『父』として、『母の日』をスルーしても良いのだろうか?


子どもがいる夫婦の場合、配偶者に対して『母の日』『父の日』は、どういうスタンスをとるべき?
「君は俺のママじゃないのだから」と、ハードボイルドにきめようとする夫は、単に「ケチ」とか「気配りができない人」なのか、「そういうもの」なのか?


ちなみに『父の日』に関しては、特別なお祝いとかがあるわけではなくて、「今日は、お父さんが好きな焼き肉でも食べに行こうか」という感じです。
まあ、僕も男子として、どう対応すべきか、ずっとわからなかったからね、『父の日』って。

アクセスカウンター