いつか電池がきれるまで

”To write a diary is to die a little.”

久保田利伸『Missing』の思い出

今朝、通勤中に車でラジオを聴いていたら、久保田利伸の『Missing』が流れてきました。
ああ、久々に聴いたなあ、やっぱりこれ染みる。良い曲だよなあ……
それに比べて、最近流行の音楽って、何が何だか僕にはよくわからないものなあ……
だいたい、昔はゲームも、もっと面白かったんだよねえ。『スーパーマリオ』とか『ドラクエ』とか……


……あれ?
ここまでダラダラと考えていたところで、一時停止。
スーパーマリオ』とか『ドラクエ』って、「歴史に残る名作」なんですよね。
思い返してみると、当時だって『バルトロン』とか『スーパーアラビアン』とか『エグゼドエグゼスファミコン版)』とか、「なんでこんなものを買ってしまったんだ……」と自分を責めたくなるようなゲームもたくさん、本当にたくさんあったわけで。
「昔は良い時代だったから、良いゲームがあった」と考えがちだけれども、実際は「良いゲームのことだけがずっと記憶に残っていって、大部分のしょうもないゲームのことは記憶から抜け落ちていっただけ」で、時代なんて、あんまり関係ないのかもしれません。
いつの時代にも、良いものもあれば、その何倍もの「つまらないもの」がある。


『Missing』は、すごく良い曲なんだけれども、それと「時代性」みたいなものを過剰に結びつけるのも、よくないのかな、と。


さて、この『Missing』がリクエストされたリスナーからのメールは、こんな話だったんですよ。
(記憶に基づいて書いているので、ディテールは間違っているかもしれません。何の番組かもわからないまま聴いていたので、ご容赦ください)

 私が高校生の頃、まだ若い女性の先生が、学校に赴任してきました。
 最初に見たとき、綺麗な人だな、と思ったのですが、それから数カ月が過ぎて、仲良くなって親しく話すようになり、私のなかで「好き」という気持ちが抑えられなくなりました。
 それで、思い切って告白したのです。
 先生は「とりあえず、1週間、返事は待って」と答え、1週間後に、「これが私の気持ちだから」と、1本のカセットテープをくれました。


 そのテープに入っていたのが、この『Missing』だったのです。

 曲の内容からすると「あなたのことは好きなんだけど、これは『許されない恋』だから、ごめんね」というメッセージだったのでしょうね。


 番組のパーソナリティの女性は「ドラマみたいな話ですね〜」って、感心していたんですよ。
 僕は「おお、なんか青春って感じだなあ」というのが半分、この先生に対して「立場的に無理ならば、思わせぶりなことはしなきゃいいのに……」という気持ちが半分。
 まあ、先生にとっても「トレンディドラマの時代」では、あったのかなあ。


 教師と生徒の恋愛というのは、もちろん文部科学省推奨ではないのですが、少なからずみられる事例で、卒業後に付き合って結婚したという話も、5件くらいは聞いたことがあります。
 相手を尊敬する気持ちを維持したままうまくいくこともあり、「自分が社会に出てみると、先生みたいな異性はたくさんいた」ということで、幻滅してしまうこともあり。


 結論がない話で申し訳ないのですけど、「カセットテープの時代」のことを思い出すのと同時に、なんとなくモヤモヤしたものが消えないエピソードだったので、とりあえず書いてみました。