いつか電池がきれるまで

”To write a diary is to die a little.”

まずは「思い出す」ところから。


あいさつの魔法 60秒ver. フル - YouTube


あれから3年目の3月11日がやってきました。
何か気の利いたことを書こう、とパソコンの前に座ってみたのですが、言葉にしようとすればするほと、かえって言いたかったこととかけ離れていくのです。


先日、あるラジオ番組のパーソナリティが「原発や震災のことを採り上げたいが、その話題になるとレーティング(視聴率)が落ちるのです」とTwitterで呟いていました。
忘れてはならない、と呼びかけながら、内心では、忘れたい。
「絆」が叫ばれていたのに、原発事故によってもたらされたのは、致命的にすらみえる「分断」。


3年前、テレビの前で凍りつきながら、僕は思っていました。
この人たちが、そして、僕が生きている世界が救われるのなら、ちょっとくらい税金が上がっても、電気をふんだんに使えなくてもいいから、誰か、なんとかしてください、と。


とりあえず、今日くらいは、あの3年前の気持ちを「思い出す」ことにします。
この映像は、あの時期の不安や、やるせなさの象徴として、僕のなかに刻まれているのです。
また、「ぽぽぽぽ~ん」かよ!と、思っていたあの時期。
なんのかんの言っても、この映像に癒されていたのか、それとも、同じものの繰り返しに、飽き飽きしていたのか……
もう、いつ「通常営業」に戻ったのか、忘れてしまっていることに、自分でも驚いています。


まずは「思い出す」ところから、一緒にはじめてみませんか?

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