いつか電池がきれるまで

”To write a diary is to die a little.”

僕の「十歳までに読んだ本」~学研『ひみつシリーズ』と「空中に浮かんでいる蛇口」の思い出

今週のお題「読書の秋」 fujipon.hatenadiary.com 先日、この本で、いろんな人が「十歳までに読んだ本」のことを語っているのを読みました。 そして、僕自身も、子どもの頃に読んでいた本のことを、あれこれ思い出してみたのです。 子どもの頃は「文学作品」…

これまで生きてきて、いちばん役に立った本を挙げるとすれば、司馬遷の『史記』だと思う。

fktack.hatenablog.jp ああ、このエピソード、僕も印象に残っています。 このエピソード、吉川英治の『三国志』で僕は読んだのですが、陳寿の『三国志』にもあった話なのだろうか。 子供心に、曹操ってなんて酷いヤツなんだ……と絶句したのと同時に、もし自分…

池澤春菜さんの「書痴」としての生きざまと、「読書量マウンティング」したがる人々の虚しさ

togetter.com 池澤春菜さんにとっては「もらい事故」みたいなもので、そこまで律儀に対応しなくても良いのに、というのと、池澤さんにとって「本のこと」というのはとても大切なので、ちゃんと言及せずにはいられなかったのだろうな、というのと。 池澤さん…

夏休みの読書感想文に使える(かもしれない)定番名作10選

もうそろそろ夏休みも折り返し、という感じですね。 僕自身の経験からいうと、お盆を過ぎると、あとは急激に終焉に向かっていくような気がするので、そろそろ読書感想文にとりかかっておいて損はありません。 ということで、読書感想文に使いやすい世界の名…

phaさんの「ひきこもらない」と、僕の「ひきこもれない」

keizokuramoto.blogspot.jp これを読んで考えたこと。 僕は最近、phaさんの『ひきこもらない』という本を読みました。 fujipon.hatenadiary.com そのなかで、ものすごく印象に残ったのが、この文章だったのです。 結局、自分が欲しいものは最初からすべて狭…

「家、家族というものは、その家、その家族にしかわからない事情をかかえていることが当たり前だ」

『人生なんてわからぬことだらけで死んでしまう、それでいい。』という、読者からの人生相談に作家・伊集院静さんが答えたものをまとめた本を読みました。 そのなかで、こんなやりとりがあったのです。 35歳女性・会社員からの質問 私の兄は小学生のときに海…

「『神』というのは、理不尽でな無慈悲なことをするからこそ、『神』であり、信仰の対象になるのだ」

peoplesstorm.hatenablog.com eraitencho.blogspot.jp 二番目のエントリのブックマークコメントには、批判的なものが多いようです。 b.hatena.ne.jp 僕も10年前だったら、たぶん二番目のエントリを批判していたのでしょうけど、宗教についての本を読んだり現…

セブンイレブンの窓際から、雑誌が消える。

www.yomiuri.co.jp コンビニエンスストアの雄・セブンイレブンが一日あたりの売り上げをさらにアップすることを目指して、店舗レイアウトを全面的に新しくすることにした、という記事です。 僕にとっていちばんインパクトが強かったのは、この部分でした。 …

地味にすごい! 中公新書でオススメしたい10冊

www.buzzfeed.com 先週末、この記事を見つけました。 『応仁の乱』がベストセラーとなっている中公新書なのですが、正直、なぜ『応仁の乱』がこんなに売れているのだろう?と疑問に感じてはいたのです。 内容がたいしたことない、というわけではなくて、日本…

「『本屋大賞』を獲れなかった」本当に面白い歴代候補作10冊を選んでみました。

先日、2017年の『本屋大賞』が発表され、恩田陸さんの『蜜蜂と遠雷』が、直木賞との史上初の「二冠」に輝きました。 本屋大賞も2017年で14回目となり、僕は第4回から、全部の候補作を読んでいるのですが(第3回は町田康さんの『告白』のみ未読)、大賞受賞作…

「生きづらさ」をコンテンツにしている、北条かやさんと『イースト・プレス』という出版社

togetter.com 吉田豪さんというか、「サブカルの人」というのは、こういうのを「面白がる」ことが仕事、みたいなところがあるので、吉田さんの「書評」は、「北条かやさんの消費のしかたのひとつ」としては正しいのだと思います。 まあでも、これも、先日の…

『2017年本屋大賞』は、恩田陸さんの『蜜蜂と遠雷』が史上初の直木賞との二冠達成!

www.oricon.co.jp www.oricon.co.jp 僕としては、事前の予想がけっこういい線いっていたということもあり、納得の結果ではありました。fujipon.hatenablog.com 恩田さんは、第2回の『夜のピクニック』以来、12年ぶりの『本屋大賞』受賞(そして、直木賞との…

2017年「ひとり本屋大賞」発表

※これは僕が個人的に行っている企画で、「本屋大賞」を運営されている方々とは、何の関係もありません。 本屋大賞 「2017年本屋大賞」は、明日、4月11日の夜に発表されます。 というわけで、今年も人の迷惑かえりみず、やってきました電線軍団! もとい、「…

「慰安婦像ツイート炎上事件」について、筒井康隆ファンのひとりとして思うこと

www.asahi.com news.yahoo.co.jp 僕は高校生のときに『48億の妄想』を偶然手に取って以来、筒井康隆さんの大ファンであり続けています。 そもそも『48億の妄想』は、1965年に書かれたものであり、30年前の時点で、すでに20年くらい前の作品だったんですよね…

「作家」と「炎上芸人」

hagex.hatenadiary.jp 「作家」の定義とは何か?というのは、なかなか難しいところではあるのですが、この「はあちゅう」さんの件については、「肩書き云々よりも、あなた(はあちゅうさん)が気に食わない」ということで、バッシングしていた人もいたのでは…

「村上春樹という騎士団長」について、酔った勢いで、ダラダラと書いてみた。

lfk.hatenablog.com 僕もこの『クローズアップ現代』観ました。 冒頭で爆笑問題の太田光さんが、苦笑しながらこんな話をしていたのです。 かっこつけてんじゃねえよ、ってところがちょっとあって、サンドイッチを作ってビールで流し込むみたいなことばっかり…

『しくじり先生』の坂本ちゃんの授業と『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』

news.livedoor.com shikujiri-matome.com 一昨日の『しくじり先生』に、「坂本ちゃん」が先生として登壇していました。 ああ、そういえばいたよなあ、坂本ちゃん。もう50歳になったのか。 あの「電波少年的東大一直線」懐かしい。 勉強をはじめた年齢や最初…

「読書に集中する方法」と僕が睡眠時間を削って読んだ本8冊

anond.hatelabo.jp ブックマークコメントでも、多くの人が「自分なりの集中法」を書いていました。 b.hatena.ne.jp 僕が集中できる環境というのは、電車や飛行機での移動中(車は酔うので無理)なんですよね。 本を読もうと思って、博多から東京まで、飛行機…

「建国記念の日」にオススメしたい「歴史」の本10選

最近「歴史」に関する本が、けっこう流行っているような気がします。 「歴史」といっても、大河ドラマで扱われるような、特定の人物や時代を深堀するものから、人類が生まれてからの「通史」的なものまで。 とくに、後者の「かなり俯瞰的に人類史をみる」本…

或る「貼り紙系の店」での出来事

先日、家から比較的近い中規模書店(そんなに広くはないけれど、岩波新書の新刊が並んでいるくらい、と言えば、なんとなくどのくらいの大きさなのか、わかる人にはわかるのではなかろうか)を訪れました。 マンガはそんなに読まないのですけど、桜玉吉先生の…

「親と子の問題」について考えるための8冊の本

gerusea.hatenablog.com あの『ど根性ガエルの娘』の「15話」を読んで、しばらく考え込んでしまいました。 率直に言うと、僕は、あんまり驚かなかったというか、「そういうことだったのか」と、むしろ腑に落ちた感じがしたんですよね。 実際、いろんな人に話…

『週刊SPA!』の松尾スズキさんと「こだま」さんの対談を読んだ。

今日(2017年1月24日)発売の『週刊SPA!』に、松尾スズキさんと「こだま」さんの対談が載っていました。 3ページほどのそんなに長くはない対談だったのですが、そのなかで、松尾さんの大ファンだという「こだま」さんが、こんなことを仰っていたのです。 こ…

「読書の秋」「行楽の秋」ということで、「旅」の本を10作選んでみました。

先週くらいまでかなり暑かったのに、なんだか急に涼しくなってきました。 気候的には、何をやるにも「ちょうど良い」時期でもあります。 そこで、「読書の秋」シリーズのひとつとして、「旅の本」を10作選んでみました。 僕自身は出不精で旅行とか冒険よりも…

「Kindle Unlimited」におけるAmazonの誤算とユーザーの落胆

this.kiji.isb.hatena.ne.jp Kindle Unlimitedが日本でスタートしたのは、2016年8月3日。 現在の会員数などは未公開ですが、わずか2ヵ月で、さまざまな問題が生じてきているようです。 このサービスが始まったすぐに「読みたい本、魅力がある本が外された!…

ブックオフを利用してるんだが、もうブックオフは限界かもしれない

toyokeizai.netこの記事が最近、けっこう話題になっていました。 こちらはこの記事へのブックマークコメント。 b.hatena.ne.jp ああ、嫌われてるなブックオフ、という感じです。 「ブックオフの現状」について考察した、こんなエントリもありました。 naruoe…

「子どもや若者の貧困」について知るための6冊

news.biglobe.ne.jpmubou.seesaa.net この子については、「これで本当に『貧困』なのか?」と言いたくなる人が出てくるのはわかるんですよ。でも、ちょっと考えてみてほしい。この女子高生をバッシングしたり、NHKを批判することによって、誰かが救われるの…

高校時代の清原和博さんが表紙の『Number』の「甲子園最強打者伝説。」を読んで思ったこと

PL時代の清原を表紙にもってきた「Number」最新号の編集後記。これが編集長、これが雑誌だ。 pic.twitter.com/VmUA9Z38wQ— 古賀史健 (@fumiken) 2016年8月12日 このツイートをみて、『Number』のKindle版を購入し、特集記事「甲子園最強打者伝説。」の「清原…

『Kindle Unlimited』で読める、オススメの新書10冊

トピック「kindle」について www.amazon.co.jp 巷で話題の『Kindle Unlimited』ですが、僕も早速無料お試し登録してみました。 使ってみて1週間程度ですが、図書館みたいな感じで、「いま、読みたい本」というのは、あまりUnlimitedの対象に入っていないので…

「本を捨てる」ということ

現在、大変心苦しい作業をしている。 本を捨てなければならないのだ。 3年に一度くらい、仕事の都合による住環境の変化に伴って、だいたい1000冊くらい処分することになるのだが「残すのは段ボール一冊にしてくれ」と厳命されているので、どれを残すべきか…

「ブログに本の感想を書いてみたい」という人へ

anond.hatelabo.jp けっこう長い間、読書感想ブログをやっているので、何かアドバイス的なことを言えないかな、と考えてみたのだけれど、あまり役に立つような話はできそうにありません。ただ、いくつか気づいたことを書いておきます。基本的には、この増田…

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