いつか電池がきれるまで

”To write a diary is to die a little.”

「はてなカウンターの最期」について、『はてな』に一言申し上げたい。

はてなカウンター サービス終了のお知らせ


はてなカウンター』が終わった。
「8月7日に終わる」ことは、あらかじめ告知されていたのだが、一言申し上げたい。
hatena.g.hatena.ne.jp


8月7日のお昼の13時くらいにはまだカウンターが動いていたのだけれど、同日16時過ぎの時点で確認したら、もう冒頭の表示になっていて、すでに過去ログも含め、閲覧できなくなっていた。

2017年8月7日に、はてなカウンターの提供を終了し、その後はカウンターのレポートや設定画面にはアクセスできなくなります。


この表記をみて、「いつまで使える(データを見られる、過去ログをダウンロードできる)」と、あなたは思いますか?


正直、僕は8月7日の23時59分59秒、あるいは、8月8日になるまでは、使えるものだと思い込んでいた。
たしかに「8月7日に提供を終了する」という書き方なら嘘をついたことにはならないけれど、こういうのって、「7日のうちは使える」か、あるいは、「7日のうちに終了するのであれば、使えなくなる時刻をあらかじめアナウンスしておくべき」ではなかろうか。
16時って、会社員なら通常業務時間内だし、家に帰ってからログをダウンロードしようと思っていた人や、最後に長年みてきた「はてなカウンター」を見ておきたかった、という人だって少なからずいたはずだ。
日付が変わるまで表示することも、終わる時間をアナウンスすることも、技術的にそんなに難しいことじゃないだろうに。
何か障害が起こったときのために、『はてな』の終業時間前に閉める、というのはおかしなことではない。ただしそれならば、あらかじめ、クローズする時刻を「告知」してほしかった。正確な時刻じゃなくても、せめて、「夕方くらいに見られなくなる」でも良かったのに。
もう終わるサービスだし、さっさと店じまいしちゃおう、ということなのかもしれないが、「はてなカウンター」は、『はてな』のなかでも、けっこう利用者は多いサービスだったと思う。
アクセスカウンターって、ブログの通知表みたいなものだから。
ずっと使ってきた人たちに、もう少し配慮してほしかった。


企業としては「不採算部門を切り捨てた」だけなのかもしれないけどさ、こういうのをみると、「ああ、利用者ひとりひとりの顔なんて、見てないんだな」って感じずにはいられないのです。
続けてくれとまでは言えないよ、ただ、ちゃんとお別れをしたかった、それだけなのに。


以上、いちはてなユーザーの愚痴でした。


(ただし、僕自身は昨日これまでのログを一応ダウンロードしておきました。WEB上のサービスって、「こういうこと」がよくあるから。大部分の人にとっては「どうでもいいこと」なのかもしれないけれど、僕はすごく残念でした)


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